まったり英語育児雑記帳

2009年生まれの長男と2012年生まれの次男をもつアラフォーです。おうち英語とゆる〜い育児がメインの雑記ブログ。2025年に高校受験する長男のことなども。

サンタのソリを引いているトナカイの性別の話

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今日はクリスマスイブという事で、クリスマスネタでいきたいと思います。

 

子供達が通う小学校は、今日が修了式です。

昨日までに荷物はほぼ持ち帰り、今日は学活のみ。

2人のクラスとも学活は「クリスマス会」なんだそうで、ほとんど遊びに行くようなノリで楽しそうに学校に向かいました。

 

通知表の事は頭にないんでしょうね、きっと…。

( ̄▽ ̄;)

 

次男のグループは「クリスマス会」でクイズを出すというので、昨日は次男が作ったクイズを披露して家族で盛り上がりました。

 

その中の1つにあったのが、

 

サンタクロースのソリを引いているトナカイは全員メスでしょうか、オスでしょうか? 

というクイズ。

 

全員性別が一緒? 二択!? 

とクイズ内容に驚いたものの、赤鼻のトナカイで有名な「ルドルフ」は名前からしてオスだろうと、「全員オス」で家族全員答えが一致。

 

しかし、このクイズの正解は「全員メス」なんです。

 

 

トナカイの性別

 

これは、トナカイの生態によるものみたいです。

トナカイは、

オス 春先にツノが生えて、秋から冬にかけて抜け落ちる

メス 冬になるとツノが生え、春から夏にかけて抜け落ちる

 

なので、クリスマス (冬) にツノが生えているから答えは「メス」ということです。

 

メスだけ冬にツノが生えてるんだよ!

 という次男に、

「メスなのにオスみたいな名前をつけたの?」 とか「何でオスの方が力ありそうなのにメスだけで引っ張ってるの?」

といった疑問をぶつける長男。

「そんなこと知らない!でもメスだもん!( ̄ ^  ̄ ) 」

と喧嘩になりそうだったので、

私がクリスマスに活躍するトナカイさん達の事を調べてみました。

 

ちなみに、鹿の仲間でメスにツノが生えるのはトナカイだけなんだとか。

 

 

サンタクロースのトナカイはいつ頃誕生したのか

 

そもそも、クリスマスにサンタクロースがやってくるという話は、19世紀に書かれたクレメント・クラーク・ムーアの「聖ニコラウスの訪問」から始まったものです。

その話の中に、ソリを引く8頭のトナカイが登場します。

 

'Twas the night before Christmas,
When all through the house
....
More rapid than eagles his coursers they came,
And he whistled, and shouted, and call'd them by name:
"Now, Dasher! Now, Dancer! Now, Prancer, and Vixen!
"On, Comet! On, Cupid! On, Donder and Blitzen!

"To the top of the porch! to the top of the wall!
"Now dash away! dash away! dash away all!"

 

それはクリスマスの前の夜だった、
家の者みんなが...
...
ワシよりも早く、サンタさんのトナカイのソリがきた。
そして、彼は口笛を吹いて、大声を出して、トナカイたちに呼びかけた。
「それ、ダッシャー、それ、ダンサー、それ、プランサーとヴィクセン!
行け、コメット、行け、キューピッド!それ、ドナーとブリッツェン!

家のポーチの上へ、壁を駆け上がれ、
さあ、急いで行け、行け、みんなで急げ!

 

 


この8頭の中に赤鼻のルドルフはいません。

Dasher (ダッシャ-)、Dancer (ダンサー)、Prancer (プランサー)、Vixen (ヴィクセン)、Comet (コメット)、Cupid (キューピッド)、Donder (ドナー)、Blitzen (ブリッツェン) 

それぞれ名前に意味もあります。

 

Rudolph (ルドルフ) が9頭目のトナカイとして先頭を走ることになったのは、約100年も後のこと。

アメリカ人のロバート・メイが、娘バーバラのために作った物語の主人公として登場してからです。

 

そして、9頭のトナカイさん達には、ちゃんと性別も設定されています!

 

  • Rudolph (ルドルフ)・オス
  • Dasher (ダッシャ-)・オス
  • Dancer (ダンサー)・メス
  • Prancer (プランサー)・メス
  • Vixen (ヴィクセン)・メス
  • Comet (コメット)・オス
  • Cupid (キューピッド)・オス
  • Donder (ドナ-)・オス
  • Blitzen (ブリッツェン)・オス

 

メスが3頭で、オスが6頭という設定なのですね。

サンタのソリを引いているイラストが、全員ツノが生えたトナカイだったから誤解を招いてしまったという事でしょうか。

 

 

性別についてのさらなる考察

 

そして、ここでもう1つ、トナカイの性別についての考察を見つけました。

 

トナカイの生態に詳しい、京都大学教授の河合雅雄さんが書かれたエッセイによると、「去勢されたオス」らしいです。

 

正解は「雄」である。
しかもただの雄ではなくて、去勢雄というのが厳密解なのだ。

ラップ人は、しばしば特定の雄を去勢する。
去勢雄は体重が増加し、普通の雄よりもずっと巨大になる。
そして面白いことには、交尾期がきてもベルベットは剥げ落ちず、
角も脱落しない。

しかも、角は正常な雄よりもずっと雄大になり、すばらしい雄姿を保つようになる。
残念なことには、この雄壮さにもかかわらず雌からは見向きもされないが、
姿だけは立派なものだ。

 

 

厳密に話の設定と照らし合わせると、6頭のオス達が去勢されているという事になります。

 

実は「メスと去勢されたオス」が正解だよ!

とは、あまり夢のない話になってしまいそうですねぇ。

( ̄◇ ̄;)

 

子供向けのファンタジーですから、

「サンタの国ではオスでも冬にツノが生えるんだね」

で全て収まる気がします。

 

あまりトナカイの性別とツノの関係は、突っ込まない方が良さそうだと思いました。