英語の多読に取り組んでいる長男ですが、本日「Diary Of A Wimpy Kid」を読み終えました。
冬休みにさっさと読み終わるかと思いきや、全然進まず。
休み中はイベント続きでしたからね〜。
やっと読了です。
「GR」との比較
この 「Diary Of A Wimpy Kid」ですが、今まで長男が読んできた英語の本と比べて、「なんか違う」そうです。
最近「GR」を読み始めた長男ですが、「GR」はペンギンリーダーズのレベル3が普通に読める英語力です。
「Diary Of A Wimpy Kid」の何が違ったのか長男の感想を聞いてみると、
文は簡単だけど、わからない単語が多かった
とのこと。
FRANKENSTEIN(Penguin Readers: Level 3) と比べてどうだったかというと、
フランケンシュタインの方が文章は難しかったけど、グレッグの方が知らない単語が多かった
だそうです。
確かに、初めて見る言い回しが多かったようで、本を読んだ後に「そういう意味なんだ〜」、と日本語訳で確認しながら感心している姿がしょっちゅう見られました。
文法は簡単だけど、知らない言い回しや単語がいっぱい出てきた、ということのようです。
文法や単語に制限をかけた「GR」より、自然な言い回しというのでしょうか、子供のスラング?っぽい言葉なんかもあったり、「文は簡単だけどペンギンリーダーズのレベル3より難しいのかなあ」というのが長男の感想でした。
わからない単語は調べないの法則
そして、そんなにわからない単語が多いまま本を読んでいた長男に、
「知らない単語は意味をちゃんと想像して読んでるの?」
と聞いてみました。
どうも、音読する姿を見ていると、先へ先へ読み進めるばかりで、意味分かってる? と怪しい箇所が何度もあったのです。
多読の三原則の1つとして「読んでいてわからない単語があっても辞書を引かない」とうのがあります。
これって、辞書をいちいち引いていたら本を楽しめない、という事のようです。
わからない単語は前後の文脈からある程度想像しながら読むという「英語を英語としてイメージ」する事で楽しく本を読み続けよう、といった意図だと解釈しています。
と言っても厳密にルールはありませんから、好きなように読んで良いわけなのですが。
ただ、英語を見て音をすらすら言うだけなのと、意味がわかって文を読むのでは理解度も違うと思うので、そこはしっかり意識してもらいたいところだと思っています。
すると長男、
あ〜、わからないところは飛ばしてた。わからないままの単語いっぱいある。想像っていうか何となくで意味はわからない〜
…
うーん、果たしてそれで良いのか?
英語版を読んだ後に、わからなかったところは日本語版を見て確認はしていたんですが、気になった単語や言い回しだけだった模様。
それ以上に「いいや〜」と飛ばしてしまった単語が多そうです。
本人は「面白かったー!」と満足気ですし、こうやって英語に触れながら徐々に英語がわかって行けば良いということでしょうか。
多読はとりあえず楽しく続けることが第一です。
わからない単語をいちいち調べて読み進まないのも問題ですが、どの程度単語を飛ばして読んで良いものなのか、単語を飛ばしていて英語力がつくものなのか、謎です。
しかし、グレッグのどうしようもない話に笑いながら読み進めていた長男。
主人公のグレッグだけじゃなく、出てくる登場人物ほとんどがダメダメで、どうしようもない話ではあるのですが、笑いながら英語の本を読むって、考えてみたらすごいことかも。
私自身は外国語の本を読んで爆笑することが、全く想像できません。それだけ理解しているってことなのか。
わからない単語が多くて、さらに飛ばしながら読んでいても、とりあえず面白く読み進められるならそれで良いのかな、と感じた1冊になりました。