『RISU算数』の体験レビューの続きになります。前回の記事はこちらです。
前回は「学力診断テスト」と「料金体系」について書きました。
私にはちょっとわかりにくい料金体系だったので、つい細かく計算していたら記事が長くなってしまいました(汗)
今回は実際の学習の様子がどうだったのか、まとめていきたいと思います。
次男(小1)の場合
しょっぱなに次男の「実力診断テスト」を長男が受けてしまうという致命的ミスがあったものの、結果的には長男の受けた結果と同じステージから開始となりました。
もっとシビアかと思ったのですが、そこまでではない印象です。
どうやら小1の単元は「時計」や「時間」をどれだけ理解しているかがキーポイントのようです。
ただし!
うっかり「学力診断テスト」の問題を間違えると簡単なステージからになります。
ステージがどんどん進むと、月々の利用料が変わります!
もし簡単なステージから始めることになり、
月に3ステージ以上クリアすると約9,000円の利用料が掛かります。
『RISU算数』は「月平均ステージクリア数」で利用料を支払うため、
その後の月もクリアステージの平均数に応じた利用料が掛かりますので、注意が必要です。
そして、お試し期間中に次男がクリアしたのは6ステージです。
やはり開始ステージはやや簡単なところからになる設定のようです。
これは子供が
「簡単!楽しい!面白い!」と続けられるポイントになるとは思います。
次男は特に、100点連発で大喜びしながらステージを進んでいました。
実際の学習の様子
長男と次男、それぞれ楽しく取り組んでいました。
何が楽しかったのか、子供達の様子からまとめてみます。
ポイントが貯まる
問題を解いて正解するとポイントがもらえます。
たまに「3分間復習テスト」が現れて、100点を取ると30ポイントもらえます。
ポイントが貯まると景品と交換できるシステムなので、頑張ってポイントを貯めようとするのはもちろんなんですが、子供達をみていると「単にポイントを貯めたい」というゲーム感覚が大きいようです。
2人とも「何ポイント貯まった〜!」と取り組む度に嬉しそうにしていました。
カギを集めると挑戦できる「スペシャル問題」が面白い
ステージ内にカギをゲットできる問題があります。
このカギを集めると「スペシャル問題」に挑戦できるようになります。
この「スペシャル問題」がクイズやなぞなぞ、パズルのような問題で面白いのです!!
子供達は「スペシャル問題」がやりたくて、
カギを集めるために問題を解いていた面がありました。
我が家では隙間時間を使って『RISU算数』に取り組んでいましたが、
あとカギ1個でスペシャル問題ができるから、カギが出るまでやりたい!
ということがありました。
確かに面白い問題ばかりで、私も一緒に考え込む問題がありました。
この飽きさせない工夫はとても効果的です。
取り組むのが面倒だなと思った時でも、
あと少しでスペシャル問題ができる、というのが
「もうちょっと頑張ろうかな」と作用するのです。
鬼モード発動で「鬼チャレンジ」が現れる
突如、鬼モードが発動することがあります。
すると「鬼チャレンジ」というちょっと難しい問題が出題されるのです。
この「鬼チャレンジ」をクリアすると、3コマ分クリアしたことになるので、子供にとってはボーナス問題です。
面白がって取り組みますし、正解できると達成感も味わえます。
スイスイと順調に進んでいると退屈になってくるので、
難しさの加減を調整して知的好奇心を刺激してくれるわけです。
子供を上手くのせるシステムだなと感心します。
好きなところを先取りできる
なんと次男、図形だけ3年生の問題まで進んでいました。
どうやら図形が好きで得意だったようです。
これは知らなかったので驚きました。
そして、このことで改めて『RISU算数』の「無学年制」の良さを実感しました。
次男は好きじゃない計算のステージは後回しにして、
図形の方だけ3年生まで進めていたのです。
本人も面白かったようで、やりたいところだけ先に進められたのが良かったんだと思います。
学年ごとに全ての単元を終えないと次に進めないわけではなく、好きなところだけでも先に進められるのは良いですね。
興味のあることをどんどん伸ばせると思います。
もちろん、
低学年・高学年でステージが分かれていますから、
3年生までの学習内容は一通りクリアしなければ高学年に進めません。
好きなところは進められるし、苦手なところの取りこぼしも防げる、
本当によくできたシステムです。
私から見た『RISU算数』のメリット、デメリット
親目線として、私から見た『RISU算数』はどうだったのかをまとめてみたいと思います。
ここが良かった
学習の定着を促す「2つの復習」システム
- 忘れてしまいがちなタイミングでの復習(※忘却曲線)
- 間違いが多かった問題の復習
の2つをミックスして復習を「自動出題」するので無駄なく学習が進められます。
ポイントがもらえるので、子供達も復習問題が出てくると喜んで取り組んでいました。
タブレットは手軽!
初めての「タブレット教材」だったので不安もありましたが、実際は「手軽」に学習できる便利ツールです。
テキストとノートを広げて筆記用具を用意する、という手間がなく、タブレット1つで学習できるのは子供はもちろんですが、私も楽でした。
隙間時間の活用にはもってこいですね。
子供が1人で取り組める
長男は問題なく1人で勝手に進められます。
次男は始めのうちは「これ何〜?」と聞くこともありましたが、慣れてくると付きっ切りになる事なく、「ヒント」を見たりしながら取り組んでいました。
難易度が子供にとって簡単すぎず、難しすぎずといったレベルなのもポイントだと思います。
長男はともかく、次男が1人で取り組んでくれて、しかも先取りまでしているなんて驚きです!そして親の丸つけの手間がないというのも大きいです!
タブレットは子供にとっても親にとっても取り組み易い教材なんだと感じます。
子供が飽きない工夫がすごい!
子供達が楽しんで取り組んでいた様子は上に書いた通りです。
ステージをクリアして新しいステージが現れる作りも、ゲーム感覚で楽しんでいました。子供は新しいステージが出るとやってみたくなるようで、上手く子供心を刺激しているなと思います。
ここがイマイチ
ステージクリアの点数が低め
ステージの最後に「テスト」のマスがあり、ここで60点以上取るとステージクリアになります。
先へ進むハードルが高くても大変ですが、60点は低くないのかな? という疑問はあります。ここはお試しでは良くわからなかった点ですが、実際どうなのか気になります。
ステージをクリアしないと先に進めない
すでにわかっている単元を飛ばしたり、もうここの単元はわかったからテストしてクリアしたい、という事が出来ません。きっちり問題数をこなさなければならないので、早く先に進みたい子には向かないと思います。
また、ステージを最適なところからスタートさせたい場合は学年を実際より上に設定して申し込んだ方が良いと思います。時間の無駄を省けます。
回答が選択式なのと全ての問題に解説がない
次男が計算問題を面倒くさがった時に、まさに答えの数字を適当に選ぶという事をやりました。
「違ったからこっち」というやつです。これで正解されてステージクリアになっても意味ありません…。タブレットだとここは仕方ない点ですかね〜。
それと、問題の「ヒント」はあるのですが、解説が見当たりませんでした。
解説がある問題と無い問題があるようです。
どうも単元の最初のステージには解説があり、最後の方はなくなるようですね。
全ての問題に解説はあった方が良いなと思います。
料金がわかりにくい
前回のレビュー記事の大半を占めてしまった「料金体系」ですが、ちょっと私にはわかりにくいです。
以前、「子供がやればやるだけお金が掛かる」という話を『RISU算数』をやっているママさんから聞いた事がありました。
確かに月2〜3ステージの進度だと割高感があります。利用料に上限設定がありますから「やるならとことんやった方が料金がお得」になる気がします。
まとめ
『RISU算数』は我が家の隙間時間を活用するのに、ぴったりの教材でした。
料金を考えると、月1.3ステージ未満でのんびり進めるか、月10ステージ以上で進めるのがお得に活用できるみたいです。
この辺りを検討してどうするか決めたいですね。