毎日の英語にNHKの「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」を取り入れて、親子で楽しんで聞いています。
なんといっても1日5分なので気軽です。
月曜から金曜の曜日ごとにテーマが違うので、いろんなジャンルで英語が楽しめるのも飽きさせないのだと思います。
- 月曜日:ニッポンぶらり旅 - Japan Without a Map
- 火曜日:古典が語る西洋の知恵 - Wisdom from the West
- 水曜日:オリジナル・ショート・ストーリー - Short Stories
- 木曜日:日本の伝統的笑い! 落語 - Rakugo (2016年度水曜日に放送した内容のセレクション)
- 金曜日:英語で味わう日本文学 - Japanese Classics
そして、今月の金曜日「英語で味わう日本文学」は芥川龍之介の『Rashomon』です。
長男が読んだことのある芥川龍之介作品は、『蜘蛛の糸』と『杜子春』です。
これは出口先生の問題集で取り上げられていたのがきっかけです。
問題集で詳しく読み解くのは私も面白かったので、全6巻をしっかりやり遂げたいと思っています。(3巻目で止まっているので、また取り組みを再開したいです(汗))
『蜘蛛の糸』と『杜子春』は図書館でも児童書の棚に置いてあります。
しかし、小学生に 『羅生門』は難しいのでは? と思いました。
そしたらこんな本を発見。
「齋藤孝のイッキによめる! 小学生のための芥川龍之介」
「杜子春」「くもの糸」「魔術」「仙人」「白」「トロッコ」「悪魔」「蜜柑」「地獄変」「羅生門」小学生でも読める芥川龍之介の作品計11編を収録。クイズと解説もついています。
こちらに取り上げられている11作品なら小学生にも読めるのかと、とても参考になりました。
この「イッキによめる!」はシリーズで出版されているようなので、他の本もチェックしたいと思います。
きっかけはどうあれ、『羅生門』はいつかは触れて欲しい文学作品です。まずは英語で読むというのもありかもしれません。
英語で読む『羅生門』
金曜日の第一回目。我が家は「NHKゴガク」アプリで聞いているので、放送より1週遅れで聞いています。
聞きながら本を追ってみました。
印象としてはシンプルな感じにまとまっていると言いますか、芥川龍之介の独特な雰囲気は薄いように感じました。
文体と相まって感じるものってありますよね。
私が初めて『羅生門』を読んだのは中学か高校だったと記憶していますが(少なくとも小学生では読んでいません)、その時感じた何とも言えない怖さとか暗さとか不気味さを、英語だとそんなに感じないかなと。
ただ、これは私の英語力の問題もあると思います。英語を追うのに必死になって内容まで味わう余裕は正直ありませんから(汗)
それでも日本語の文体で読むのとは、やはり別物かなというのは感じました。
早速、日本語でも読んでみる
長男が日本語でも読んでみたいと言うので、「青空文庫」にある日本語版を読ませてみました。
長男によると、英語とあまり印象は変わらないようです。
どうやら英語版で読んだ第1話の情景描写が怖かったらしく、そこが一番印象に残っているとのこと。
最初の印象って大切ですね。
私も改めて『羅生門』を読んでみました。
やはり小学生には難しいのではないかと思いました。
長男に「難しかった?」と聞くと、話はわかったとのこと。まずはいろんな文学に触れることが大事なのかもしれません。
1日5分の「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」は、子供の学ぶきっかけにもなっています。
英語育児を続けていると、思わぬところが学習のきっかけになることがあります。5分という手軽な取り組みで興味が広げられるのは、我が家にとって大きなメリットと言えます。
それにしても5分ですよ。
こんなに有意義に使えるものだったのかと、時間に対する感覚が変わった気がします。これからも「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」は、長く細く、日本文学に触れるきっかけにもなって、良いこと尽くめで続けていけそうです。