長い休校期間中、我が家では子供達だけでお留守番する日が多くありました。
そうなると、どうしても心配になるのが学習面です。
我が子たちは自ら進んで勉強するタイプではありません。
学習の計画を立てておかないと、
お留守番中ずっとゲーム三昧!
なんてことも容易に想像できます。
ある程度は自由に過ごすのもあり、と割り切ってはいましたが、とりあえず『RISU算数』の取り組みだけは続けるように約束させました。
1ヶ月ちょっと、
ほぼ毎日取り組んだ成果と、改めて『RISU算数』の感想をまとめてみました。
『RISU算数』休校約1ヶ月での進度
小2次男
次男は目標にしていた「低学年コース」クリア! です。
「クリアおめでとう!」の画面が出たそうですが、私が不在の時だったため見れませんでした(残念)
休校が延びたので、高学年ステージに!
と思ったのですが、
一旦ストップして復習する事にしました。
やはり『RISU算数』はさらっと先取りなのです。
まだまだ定着していない単元が多く、低学年ステージをやり直す事にしました。
一度覚えたはずの九九も怪しいことになっています(−_−;)
高学年ステージもやりたがるので(先に進めて自分すごい!になっているため)
一緒に見ながら、出来そうなところだけポツポツ取り組んでいます。
小5長男
長男は、見事3月中に全ステージクリア!
「数学基礎ステージ」へステップアップしました!
『RISU算数』には「数学基礎ステージ」まであるのです!
この「数学基礎ステージ」は公式ホームページにほとんど情報がありません。
本人がやりたいと言うし、休校延びちゃったし、どんなもんかやらせてみるかという感じで進んでみました。
すっかり最低限の達成度でクリアする術を身につけ、全ステージ攻略が目標になっている長男。
やる気になって取り組むなら何でも良いです。
『RISU』での先取りは本当に表面的なものなので、後でしっかりやり直す必要があります。
「こんな単元があるよ」という体験が出来る教材です。
さらっと軽く体験しておくのは悪くないかと思います。
『RISU算数』の数学基礎
「数学基礎」は中1から中2の途中までの、
文字通り「基礎」を中心にしたステージのようです。
内容はというと、
- 正負の数
- 文字式
- 一次方程式
- 連立方程式
- 確率
さらに応用編のステージがあるようです。
ここまで先取りできていれば、中学数学への入りがスムーズな気がしますね。
『RISU』は解説を見ながら進めますから、一人でも取り組めるのは有り難いです。
ただし、どこまで本当に理解しているのかは、大いに疑問のところではあります。
休校期間で外出自粛ですからね。
隙間時間を有効活用出来ている気がするので、親としても『RISU』やってるなら良いか〜という心の平穏につながっています。
子供が一人で学習を進められる工夫
なぜ子供が一人で進められるのか。
それは「解説」と「ヒント」が充実していて、わかりやすいからだと思います。
こんな感じで段階分けして解説をしてくれます。
ただし、問題全てに解説が付いているわけではありません。
はじめは全問に解説が欲しいなと不満に思いました。
が、
解説も考えられていて、単元のはじめのステージに付いているようなのです。
今はこのくらいでちょうど良いのだろう、と思うようになりました。
問題についているヒントはこんな感じで見られます。
このヒントも全ての問題に付いているわけではありません。
要点となる問題についているようです。
わからない場合はヒントを見れば解いていけるので、親がそばに居て助けなくても大丈夫なのです。
『RISU算数』でどこまで身につくのか?
散々「さらっと先取り」、「表面的だけ」学習できる教材と書いてきましたが、まさにその通りです。
私にとっての『RISU』の最大のメリットは、
親が付いていなくても、子供が一人で学習できる点です。
ここをメリットとして続けていると、定着まで『RISU』で持っていくのは難しいと思います。
優秀なお子さんなら可能なのかもしれませんが、うちでは無理です(^^;)
親のサポートがあれば、子供がしっかり理解した上で、単元をクリアしていけると思います。
しかし、そうなると『RISU』に感じるメリットが半減です。
私にとっての「タブレット教材」の良さは、親がいなくても子供が理解できる作りなわけで、親がしっかりサポートして学習するなら他の問題集を使うかな、というのが正直なところです。
ただ、「無学年制」で学習を進められるのはとても良いと思います!
子供が得意な単元をどんどん好きに進められるのは、子供にとっても楽しいと思います。
親としても「こんなに出来てすごい!うちの子天才かも⁈」と錯覚出来るので、何だか楽しいです(笑)
なぜ表面的な学習で単元を進められるのか?
なぜ『RISU』は子供だけで学習するとしっかり身につかないのか?
ヒントが豊富なのがひとつの原因かと思います。
ヒントを見れば何となくできる問題がいくつもあります。
これは一人で学習を進める上で、とてもありがたいサポートなのですが、子供はここでわかったつもりになって進んでしまうわけですね。
そして、簡単に答えを見ることが出来ます。
問題を間違った場合、「答えをチェック」を押して回答欄をタップすると正解が表示されます。
ここは「見ないでやろうね」と声をかけていても、
答えが簡単に出てきますから、見ないように子供が一人で進めるのは難しいと思います。
答えを見て「ああそうか」と理解して解き直すなら良いのですが、ただ答えを入力して終わっている可能性が高いです。
この2点で、実力以上にサクサクとステージクリアが出来るのだと思います。
やはり隙間時間活用と一人学習には最適の教材!
一人学習だけでは、しっかり身に付いているか怪しい『RISU』ですが、我が家には大助かりの教材です。
こんなに一人学習がサクサク進んで、勝手に先取り出来るのは『RISU』ならではだと思います。
後からしっかり学習に取り組む必要を感じますが、さらっと表面だけでも単元に触れておけば本人の自信にも繋がりそうです。
4月に入り、そこまで熱心に『RISU』に取り組むことはなくなりました。
それでも隙間時間にはしっかり活用できています。
次男の場合は、何となくクリアした単元を親と一緒に見直して、しっかり定着させるために使っています。
長男は全ステージを攻略したいようなので、「わからないところは聞いてね」というスタンスで適当に取り組ませています。
どちらにせよ、しっかり問題集などで単元の見直しは必須だと思いますから、軽い気持ちで楽しく算数に触れられる教材という位置付けでしょうか。
この休校期間はとっても助けられた『RISU算数』。
本当にありがたいよく出来たタブレット教材だと思います。