まったり英語育児雑記帳

2009年生まれの長男と2012年生まれの次男をもつアラフォーです。おうち英語とゆる〜い育児がメインの雑記ブログ。2025年に高校受験する長男のことなども。

長男が英語の「音」を聞けるようになった時の話 〜「英語耳」のきっかけはピアノでした♪

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英語育児で1歳から育ってきた我が家の長男ですが、

実は英語の「音」が聞き分けられるようになったのはここ数年です。

 

というのも、

長男は英語育児っ子なら自然と身につけると言われる「英語耳」が、

いまいち身についていなかったのです。

( ̄◇ ̄;)

 

 

よく、「英語育児」や「おうち英語」をやっていたり、

幼少期から英語を聞かせていると、

子供が自然と「英語耳」になると言われます。

日本語にはない、英語の音を聞き分けられるようになるのが「英語耳」です。

 

日本語の母音は「あ、い、う、え、お」の5つですが、英語の母音は16個とも26個ともいわれています。

二重母音「エィ」「アゥ」なども存在します。

長母音、短母音など発音される長さでも区別されます。

日本語は子音だけで発音する音がありませんが、英語の子音は20個以上あります。

 

この、日本語にはない音を聞き取れるのが「英語耳」。

 

 

大人になってからでも「英語耳」にはなれますが、それなりに苦労すると思います。

子供の時なら苦労なく英語耳になれるので、是非身につけさせてあげたいと思っていました。

 

英語の音を聞き取れるようになると、英語学習もその分楽に進みます。

 

日本人が苦手とされる「L」と「R」の違いも楽々です。

 

大人になって聞き取れずに英語に四苦八苦するよりも、子供の時だと勝手に身につけてしまえる「英語耳」。

日常的に洋楽をかけるような家庭だと、子供はいつの間にか英語を聞き取れるようになっているというわけです。

 

しかし、

 

我が家の長男。

 

しっかり1歳から英語を聞かせ続け、英語育児に精を出してきたはずが、

 

数年前まで「L」と「R」が聞き分けられませんでした!

Σ( ̄Д ̄;)!

 

発音もなんとなくカタカナ英語で、母音も子音もあやふや。

音読の時に発音練習をするぐらい、英語の音が分かっていない状態でした。

英語の歌を歌う時も、真似して歌うというより自分で日本語の発音に直してカタカナ英語にして歌っていました。

1歳から英語を聴かせまくっていたのに…。なぜ…( ̄◇ ̄;)

 

英語を聴かせていれば自然に身につくと思っていたのですが、長男のような例外もあるということですね。

 

 

そんな長男ですが、今は「L」と「R」を間違うことはありません!

 

次男とワザと間違ってふざけ合えるぐらい、

違いがわかる男になりました。

 

 

長男が英語の音を聞けるようになったきっかけ

  

長男が英語の音を聞き分けられるようになったのは、小学3年の時でした。

 

きっかけはピアノです。

 

長男は小学校入学と同時にピアノを習い始めました。

本人が好きで習いはじめただけに、とても熱心に練習していて、小2になる頃には先生から小さなコンクールの出場を勧められるようになりました。

しかし、コンクールに出てみたものの、予選落ち…。

 

この頃からピアノの先生には、

「音を聴けるようにならないとダメ。自分の音を聴きなさい」

と言われていました。

結局1年以上、コンクールや発表会のたびに、

「音が聴けないと上達しない。とにかく自分の音を聴きなさい」

と言われ続けるほど、長男は「自分の音が聴けていない」状態だったのです。

 

自分の音が聴けるようになるためにピアノの先生から言われたのは、

自分の演奏を録音して聴く、他の人の演奏をたくさん聴く、自分の演奏と他の人の演奏を聴き比べる、などなど、

とにかく演奏を聴きまくる、ということです。

 

そして小3の時、

ピアノの練習をしていた長男が、突然

「自分の音を聴くって、多分わかった!」

と言ったのです。

それ以降、英語の音も聴けるようになったというわけです。

 

ようは、

長男は 音を聴くことが苦手 だったのですね。

 

音の違いを気にするよりも、なんとなく聞いた音を大雑把にひとまとめにしていた感じ、だったようです。

 

ずっと、

「自分の音を聴くということが分からない」

と言って悩んでいた長男ですが、聴けるようになってからは

「なんで分からなかったんだろう」

と言っています。

 

ピアノの先生からも、「音を聴きなさい」と言われることは極端に減りました。

長男は小4の時に初めてコンクールで入賞したのですが、出場直前に先生から掛けられた言葉も

「しっかり音を聴ければ大丈夫!」

という、今までとは違ったものでした。

それまで見守ってきた私は、その言葉にウルっときてしまいました( TДT)

 

 

英語に関しても、

「英語の「音」って言われていたことが分かった。分からなかったのが不思議。なんでLとRが一緒になっていたんだろう。全然違うのに」

だそうです。

 

私にしてみれば、幼少期から英語をやっていても、本人が苦手だった場合は「英語耳」になるのにこんなに時間が掛かるものなのか、という「想定外」を経験しました。

 

次男の場合は巷で言われている英語育児っ子な特徴通り、発音の聞き間違いはほとんどありません。

本当に英語に限らず、育児には個人差がつきものですね。

 

 

無事、「英語耳」を手に入れた長男ですが、発音については日本語訛りが強く、子音が弱いです。

毎朝の音読の時には母音と子音を意識して、カタカナ発音にならないよう頑張っています。

 

私は「音が聞き分けられれば、後は自力でなんとか出来るだろう」と楽観視しています。 

今は英検に向けて「英語学習」も始まりましたし、いよいよ「英語育児」から手が離れる予感がしています( ̄▽ ̄*)

「英語耳」がない私には、長男も次男も羨ましい限りです…。