小学校高学年になり、物語を読みたがらなくなった長男。
本当は多くの洋書を読んで、どんどん英語力を上げていって欲しいところなのですが、英単語学習やリーディング教材で英語をコツコツ続けています。
先日、『Reading Tests』の Grade 6を読み終えました。
「Reading Tests, Grade 6」
Grade 3から読み続けて、Grade 5は2回読みました。
英文が短めで読みやすかったようです。
内容も小学校高学年向けに様々なジャンルについて書かれているので、雑学好きな長男は面白がっていました。
その様子から、やはり年齢相当の教材で語彙を増やしていくのが理想的と思い、 同じようなリーディング教材を用意してみました。
「Spectrum Reading, Grade 5 」
まずは Grade 5を。
『Reading Tests』を読み終えた長男に、
次はコレを用意したよ
と渡したところ、
反応がいまいち…。
長くない!?
と読む前から読む気力を失っています。
確かに、『Spectrum Reading』は1ページにつき1つのエッセイが書かれています。
今までも短いとはいえエッセイを4つほど読んでいたので、ボリューム的には変わらない気がするのですが、見た目の印象で引いてしまったようです。
「まぁ、読んでみるよ…」
とは言うものの、あまり乗り気じゃなさそう。
朝にそんなやりとりがあった日の夜。
長男と話していた時に、なんの話題からか、
そういえば、ちょっと前に『オリエント急行殺人事件』を読んだんだ。すごく面白かった
と言う話になりました。
学校の図書室で借りたらしく、推理小説にハマりそう、とのこと。
え、家に原書あるよ。簡易版もあったはず
そうなの!?読んでみたい
私、小学生時代から推理小説が大好きで、アガサ・クリスティにもハマっていたのです。
『オリエント急行殺人事件』は、映画をDVDで何度も観ていますし (1974年版)、イギリスのTVドラマ版も観ましたし、ケネス・ブラナー版の映画も観に行きました。
原書は何年も前に「ブックオフ」で見つけて、いつか子供が読むかもしれない、と思って買っておいたのです。私には難しすぎるので…σ(^_^;)
Murder on the Orient Express (Poirot)
デザインがとってもお洒落♪
手元に置いておくだけで気分が上がります
( *´ω`* )
易しい英語で書かれたグレーデッド・リーダー 版もあります。
我が家にあるのはペンギンリーダーズ (現ピアソン・イングリッシュ・リーダーズ) 版。
すでに廃盤になっているようです。
level 4なので英検2級ぐらいの難易度かと思われます。
しかし!
「そうか、もうアガサ・クリスティとか読むのか」と本棚を探したところ、なぜか買っておいたはずの本が見つからないのです…
( ̄◇ ̄;)
あれ〜?前にも『Core1900』のCDで同じことがあった気が…
ようやく探して見つかったのはルビ訳付きのこちらの本。
「オリエント急行殺人事件 [英語版ルビ訳付]」
原書にルビ訳が付いているので、辞書いらずで読める便利な仕様になっています。
こちらも以前「ブックオフ」で見つけて買っておいたもの。
これなら私にも読めるかなぁと思った気がしますが、結局本棚にしまいこんだままになっていました。
『オリエント急行殺人事件』など、気に入った作品は見つけると色々と買い漁ってしまいます。
ルビは、こんな感じで付いています。
これ良い!これなら読めそう!
と長男が気に入ったので、『Murder on the Orient Express』の原書、ルビ付きバージョンに挑戦してみることになりました。
読んでみて…
「これが読みたい!」という長男の強い要望で、毎朝の音読にも取り入れて読み進めていくことになりました。
昨日から読み始めたばかりで、今朝、乗客が全員乗り込んでオリエント急行が出発したところです。
これから、いよいよ物語が動き出すといった感じがします。
長男はというと、ルビ付きなら問題なく読めるようです。
分からない単語の意味を、読みながらすぐに確認できる点が良いと思いますし、本人もサクサク進めて気に入っています。
それと、日本語翻訳版を読了済みなのも大きいようですね。
すでにストーリーも頭に入っているし、英語で読んでもイメージできるのだと思います。
作品の舞台となる「オリエント急行」はイスタンブール発カレー行きの長距離夜行列車。
世界地図を広げて位置を確認してみたり、『辞書びきえほん世界地図』でどんな国か調べたり、
「辞書びきえほん世界地図」
路線図を見てどんな場所を通るのか確認したり (実は私もよく分かっていなかった)、
せっかくなので、「どこから来て、今はどこにいて、これからどこに行くのか」を把握しておくと物語の情景がイメージしやすいのではないかと、長男と場所を追ってみました。
そして、オリエント急行についてあれこれ探していたらですね、
今は児童書版とし、てイラスト豊富な漫画絵ポアロさんが登場しているのを見つけました!
「名探偵ポアロ オリエント急行の殺人」
子供向けの児童書版ながら略なしの完訳だそうです。
『オリエント急行殺人事件』のあらすじも漫画で紹介してくれています。
イラストが豊富で、見取り図なども挿入されているらしいです。
子供に分かりやすい作りになっているので、これなら小学生でも手軽にミステリー小説を楽しめますね。
こちらは「ハヤカワ・ジュニア・ミステリ」というシリーズで、続々と世界中の名探偵ものが刊行予定らしですよ。
しかし、私の中での名探偵ポアロは「神経質なおじさん」というイメージなので、イケメンなポアロにびっくりしてしまいました。
( ̄▽ ̄;)
「面白い!」と言って朝の登校時間ギリギリまで読んでいるので、このまま音読は『Murder on the Orient Express』で続けてみようと思います。
『Spectrum Reading』はその後かなぁ
本を読み終えたら、一緒に映画 (1974年版) を観る予定です。
何回観ても楽しめる、私の大好きなミステリー映画。子供と一緒に観るのはまだ先だと思っていましたが、子の成長はあっという間ですね。
『オリエント急行殺人事件』を久しぶりに思い出したら、他のアガサ・クリスティー作品も読みたくなってきました。
やっぱりまずは『そして誰もいなくなった』からでしょうか
( ̄▽ ̄*)
私が読むのは、もちろん日本語翻訳版ですけど。
これからしばらくの間、朝からアガサ・クリスティの世界に浸ることになりそうです♪