長男(小6)が日曜日に 、『The ABC Murders (ABC殺人事件)』を読み終えました。
「The ABC Murders」
読みはじめてから約5週間。
全35章を1日1章ペースで音読していき、無事読了です。
これで、『オリエント急行殺人事件』、『そして誰もいなくなった』、『アクロイド殺し』に続き、アガサ・クリスティ4冊目となりました。
それにしても、ミステリ物だからだと思うのですが、序盤はめちゃくちゃスローペースに読み進める長男。
後半に入ると徐々にペースアップしていき、クライマックス近くから一気読み、という流れが続いています。
聞いている私の方は、最初の方はイライラしたりヒヤヒヤしたり (1章の半分程で終わっちゃう日もあるので^^;)、後半からクライマックス近くなってやっと乗ってきたか、と安堵しながら音読に付き合っています。
で、今回の『The ABC Murders (ABC殺人事件)』を読んだ長男の感想はどうだったかというと、やはり面白かった!とのことです。
ただ、読んだアガサ作品の中で、順位的には3番目か4番目だそうで、今まで程の衝撃は無かったようです。
「『そして誰もいなくなった』 を超えるミステリはきっと無いと思う」
とも言っていました。
確かに衝撃的な面白さがありますからね。
それでも、「そうだったのか!」という驚きがあるアガサ・クリスティ作品はクセになるようで、また同じようなミステリが読みたいのだそう。
次の本をどうしようか悩みます。。
そして、多読の語数記録ですが、これで約87万9千語になりました!
目標の100万語までもう少し!
小学生のうちに達成出来ると良いなぁ、って流石に無理かな( ̄▽ ̄;)
毎日の音読は小学1年の時から続いていますが、多読の語数記録は途中から付け始めました。
長男は「Graded Reader (グレーデッド・リーダー)」を、
次男は『Marvin Redpost』を読み始めたタイミングです。
長男は「GR」より以前に読んだ本の記録は付けていなかったので、
「振り返って記録につける?語数足す?」
と聞いてみましたが、別に良いそうです。
「100万語読むと決めたタイミングからじゃないと意味がない」そうで…。
そりゃそうだ、と思いましたσ(^_^;)
子供からこういう風に教えられる事って意外と多いです…。
子供たちは黙読より音読が良いらしいです
さて、我が家の英語育児は音読がメインです。
子供が小学1年生の時からずっと続けています。
長男は最近アガサ・クリスティを読んでいるので、
「黙読すれば?」
と言った事がありました。
「朝の音読は、リーディング教材のコラムとかにすれば?」と言ってみました。
しかし、
「音読の方が内容が頭に入るんだよね。他の読むより面白いの読んだ方がいいし」
と返されました。
確かに毎日読むとなると多読の三原則にもある通り、本人が面白いと思えるかどうかは重要です。
とはいえ、私としてはアガサ・クリスティの本を音読するなんて、日本語翻訳版でも大変と思うのですが、毎日音読しているとそんなもんなんでしょうかね。
思えば、次男もいきなり音読をはじめる事があります。
夜にいきなり読んでいた本を音読するのです^^;
面白いと思うとみんなに聞いて欲しくなっちゃうのだそうで、漫画でも音読します。
それだけ音読慣れしているということなのかなぁ、などと思って見守っています。
とはいっても、我が家の場合、音読は成り行きでするようになっただけで、音読で学習効果を狙っているわけではないのですよね。。
どんな風に音読に取り組むと効果的なのか、もう少し考えて取り組もうかと思うことがあります。
英語を音読している理由
実のところ、英語の多読を音読で続けているため、音読がメインになっているだけ( ̄▽ ̄;)
我が家の英語育児はどちらかというと多読がメインだと思っています。
かといって読む量はそれほど多くないのも現状ですが…。
多読としての学習効果は大いに期待していますが、音読しているからといって学習効果が上がっているかというと、疑問です。
多読として効果を上げようと思った場合は、黙読の方が圧倒的に読書量が増えますから非効率ですし。
それでも音読を続けている理由はあります。
主な理由は4つです。
1.ちゃんと内容を分かって読んでいるかの確認
元々はこの理由が発端で音読がはじまりました。
2.英語の発音の確認
これも大きな理由の一つでした。
3.分からない単語の確認
声に出して読んでいると、本人が知らない単語はすぐ分かります。たまに調べます。
4.英語を口から出すのに慣れるため
英語と日本語では口の筋肉も舌の動かし方も違うので、毎日英語を口から出すのは大切です。
学習効果的はそれまで高く無いにしても、やる意味は感じています。
口から声に出して読むというのは、目でそれ以上に文字を速く読む必要があるということなのですよね。
目で英語をそれだけの速さで追って読めるようになるなら、多読として効率が下がったとしても (上で挙げた4つの理由もありますし) メリットは大きいと思っています。
何より、我が家にとっては英語の本を音読することが、英語を毎日の習慣として続けるのにちょうど合っていたのも大きいです。
わずかな時間でも英語を続ける、英語の習慣化ができたという意味でも、英語の音読は我が家にとってとても効果的な方法だったと思っています。
音読で学習効果を上げるには
目で見て、口に出して、それを耳で聞いて理解するのですから、音読は確かに効果が高い学習方法です。
しっかり意識して取り組めば、学習効果が上がると思います。
以前にも音読の学習効果について書きました。主に素読についての内容になっていますけれど…。
では、どんな音読をすれば学習効果が高いのか。
よく言われるのは、
意味を理解している文章を、30回以上音読すること
です。
しっかりリズムを意識して30回、とても効果的だと思います。
たとえ集中していなくても、30回ただ英文を唱えるだけでもプラスになると思います。
ちなみに、 音読だけで英語 (外国語) を習得しようと思ったら、3桁の回数で音読を続けると良いらしいです。
意味が分からない言葉でも、3桁の回数を繰り返し読むことでその言葉そのものを身に付ける事ができるのだとか。
しかし、これはとても辛い習得方法でもあるので、出来れば楽に身に付けていきたいと思ってしまいますね( ̄▽ ̄;)
私がもし、子供に音読学習を効果的にさせるなら、 英語の音声を聞かせてリピートさせて、その後シャドーイングさせるのが良いかなぁと思います。
音読を30回以上させるのは子供にはとても大変だと思いますし、音を聞いて繰り返す、それだけを続けるだけで、子供は十分英語を習得できる能力を持っていると思います。
ある程度大きくなる前に、耳を鍛えた方が良いというのはよく言われています。
本当にその通りだと思います。
せっかく子供のうちに英語を覚えるなら、毎日英語を聞いて繰り返すだけでかなり英語が身に付くだろうと思います。
子供が嫌がらなければ、リピートさせた後にシャドーイング、さらにオーバーラッピングまでさせれば完璧ですね。
そういえば、長男と次男にも小2の頃にやらせました。子も親も気合が必要なだけに、ここぞという時にしかやりませんでしたが…。
我が子たちを見ていて、毎日続けるって、はっきり言って惰性だったりする時もあります…。
いつも楽しく、毎日が面白く、続けているわけではありません。
長男が新しい本の読み始めにダラダラしがちなのも、面倒と思う気持ちの表れな気がする時があります。
そんな惰性の、やる気ない音読でも良いのです。
休みの日や、クライマックスなどは夢中で読んだりするわけなので、そんな時こそ心の中でガッツポーズです (笑)
毎日やる気満々で読まなくても問題ないと思っています。ダラダラな音読でも、続けることで力になっているのは確かなことなので。
要は、子供の英語で、音読によって高い効果を上げようと思ったら、英語音声を聞いてリピート、その後シャドーイングが良いだろうなと思います。
我が家は毎日続けることを重視した結果、ダラダラでも良いから音読を続けて、スローペースで英語力を身に付ける事を目標としました。
子供の年齢やはじめるタイミングにもよりますが、毎日続けて習慣にするか (ダラダラでも継続することに意味がある)、勉強として音読を取り入れるか (集中してしっかり取り組む) は、どれだけ英語に時間を掛けるかの違いでしょうかね。
どちらの取り組みでも英文を読むことに抵抗がなくなることが大きな成果だと思うので、子供に合った方法でまったり続けるのが我が家には向いているのだろうな。
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夏休み中は英検に向けて対策を!と意気込んでいましたが、すっかりおざなりになっています。
遊びに行ったり習い事に忙しいのに加えて、オリンピック観戦に家族で夢中なので仕方ありません( ̄▽ ̄;)
英語の音読だけは欠かさないようにして、後は余裕がある時にライティングや精読に取り組ませたい…。
このまま夏休みが終わってしまわないように、オリンピック終了後は気を引き締めていきたいです。