まったり英語育児雑記帳

2009年生まれの長男と2012年生まれの次男をもつアラフォーです。おうち英語とゆる〜い育児がメインの雑記ブログ。2025年に高校受験する長男のことなども。

「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」で読むシャーロック・ホームズ

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「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」再び!です。

 

我が家の英語育児には、もはや欠かせない存在となっている「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」。

 

前回は次男が、昨年のクリスマス前に読んでいました。

その時にサンタばれ(!)というショックな出来事があって、しばらく遠ざかってしまいました(ー ー;)

www.pandamama-eigoikuji.xyz

 

それが、どうして再び読むことにしたかと言うと、

シャーロック・ホームズを取り上げていると知ったからです!

 

 

シャーロック・ホームズの世界 - The Amazing Sherlock Holmes

 

長男がGR版の「シャーロック・ホームズ」を気に入って読んでいるので、他の作品もと探していたら「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」で放送しているのを発見!

すぐに飛びつきましたヽ(´▽`)/♪

www.pandamama-eigoikuji.xyz

 

「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」は1日5分、気軽に英語に触れられるNHKのラジオ講座です。

1話約500語というお手軽さが良いですね。

NHK語学アプリでストリーミング配信をしているので、時間を気にせず聴くことができるのも利点です。

www2.nhk.or.jp

アプリで視聴できるのは、放送された1週間後からです。

 

4月から9月が上半期、10月から3月が下半期で、下半期は上半期の再放送になります。

 

曜日ごとにテーマが決まっていて、英語レベルも異なります。

2022年度のラインナップは次の通り。

  • 月曜日:オリジナル・ショート・ストーリー - Short Stories
  • 火曜日:マリーのハテナ日記 - Marie the Scientist
  • 水曜日:世界の偉人伝 - Heroes and Giants
  • 木曜日:世界の昔話・童話 - Folklore and Fairytales (2016年度上期再放送)
  • 金曜日:シャーロック・ホームズの世界 - The Amazing Sherlock Holmes

月曜から木曜がCEFRのA2レベル、

金曜の「シャーロック・ホームズの世界」はB1レベルとのこと。

英検でいうと準2級から2級レベルになるので、次男にちょうど良さそうです。

 

 

『The Adventure of the Speckled Band』初読の場合は微妙かも…!?

 

楽しみにしていた「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」版シャーロック・ホームズ。

さっそく次男と一緒に読んでみました。

 

次男は第1話目、4月号『The Adventure of the Speckled Band』(まだらの紐)から読みたいと言うので、まずはそこから。

 

で、ですね。

 

『The Adventure of the Speckled Band』を初読の場合、せっかく英語で読むのなら「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」はオススメできないかな〜(−_−;)

 

2部構成ということで約1,000語にまとめられていますから、要約されているのは仕方ありません。

むしろ簡潔に上手くまとめられていて、さすが「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」とも思います。

しかし、『The Adventure of the Speckled Band』に関しては、話の面白さが半減されていて勿体ないなぁと…。

 

 

……

 

ココからちょっとネタバレです!

 

 

 

 

そもそも、『The Adventure of the Speckled Band』って、邦題である『まだらの紐』というタイトルがネタバレだという話があります。

bandを紐と訳してしまうと、物語の面白さが半減してしまうのですよね…σ(^_^;)

英語のbandには「ひも・帯・ベルト」などの意味の他に、「一団・群れ・楽団」などの意味もあります。

それで読者をミスリードするのです。

作中に登場するロマ(ジプシー)のことを指すのか (または彼らが巻いているバンド(スカーフ)のことを指すのか) 、bandが何を示すのかが一つの謎になっているという訳です。

詳しくはまだらの紐 - Wikipediaをどうぞ。

 

 

せっかく英語で読むのですから、次男には是非その面白さを体感して欲しいと思っていました。

その為に私は邦題を隠して、言わないように気をつけていました。

 

読む前に、『The Adventure of the Speckled Band』の、Speckled Bandの意味を次男から確認された時も、

「Speckled は斑点とか、まだらっていう意味で、Band は集団とかの意味もあるし、紐とか括るとかの意味もあるよ」

と細心の(?)注意をはらって説明したり。。。

すると次男

「へ〜、どっちの意味のband だろうね」

と、見事にミスリードされるであろう返しに心の中で喜んでいたのです。

 

 

それが、、、、

 

「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」では、ジプシーの集団が出てこない!!!!!!

 

せっかく英語で読むなら、結構大事なところだと思うのですけど…。

 

こんなことなら、GR版を先に読めば良かったかも…と考えてしまいます。

我が家には「Oxford Bookworms Library」の Stage 2 『Sherlock Holmes Short Stories』があります。

英語版 Arthur Conan Doyle (著), Clare West (著)

英検準2級レベル。

人気の短編3作品、「The Speckled Band」「A Scandal In Bohemia」「The Five Orange Pips」が収録されています。

この本の『The Speckled Band』では、タイトルの仕掛けもしっかり楽しめますから、私としては初読の方にはこちらをオススメしたいです!!

今度、長男が読む時に次男とも一緒に読もうかなぁ。

 

 

とは言っても「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」のシャーロック・ホームズは、本当に簡潔に良くまとめられていると思いますし、気軽に楽しめて良いと思います。

 

6月号までに収録されている作品

 

4月号

  • The Adventure of the Speckled Band (まだらの紐/全2部)
  • The Adventure of the Sussex Vampire (サセックスの吸血鬼/全2部)

 

5月号

  • The Red-Headed League (赤毛連盟/全2部)
  • A Case of Identity (花婿失踪事件/全2部)
     

6月号

  • The Three Students (三人の学生/全2部)
  • THe Mazarin Stone (マザリンの宝石/全2部)

 

と、毎月短編を2話ずつの編成になっています。

この後、7月、8月、9月と、どんな作品が登場するのか気になりますね!

『A Scandal In Bohemia』や、長編も登場するのか、期待が膨らみます( ´ ▽ ` )

 

『The Adventure of the Speckled Band』が初読の場合は微妙?と思いますが、平易な英語でシャーロック・ホームズの世界を味わえるのはやっぱり良い!

次男と他の作品を読みながら、放送も楽しみたいと思います。