「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」再び!です。
我が家の英語育児には、もはや欠かせない存在となっている「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」。
前回は次男が、昨年のクリスマス前に読んでいました。
その時にサンタばれ(!)というショックな出来事があって、しばらく遠ざかってしまいました(ー ー;)
それが、どうして再び読むことにしたかと言うと、
シャーロック・ホームズを取り上げていると知ったからです!
シャーロック・ホームズの世界 - The Amazing Sherlock Holmes
長男がGR版の「シャーロック・ホームズ」を気に入って読んでいるので、他の作品もと探していたら「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」で放送しているのを発見!
すぐに飛びつきましたヽ(´▽`)/♪
「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」は1日5分、気軽に英語に触れられるNHKのラジオ講座です。
1話約500語というお手軽さが良いですね。
NHK語学アプリでストリーミング配信をしているので、時間を気にせず聴くことができるのも利点です。
アプリで視聴できるのは、放送された1週間後からです。
4月から9月が上半期、10月から3月が下半期で、下半期は上半期の再放送になります。
曜日ごとにテーマが決まっていて、英語レベルも異なります。
2022年度のラインナップは次の通り。
- 月曜日:オリジナル・ショート・ストーリー - Short Stories
- 火曜日:マリーのハテナ日記 - Marie the Scientist
- 水曜日:世界の偉人伝 - Heroes and Giants
- 木曜日:世界の昔話・童話 - Folklore and Fairytales (2016年度上期再放送)
- 金曜日:シャーロック・ホームズの世界 - The Amazing Sherlock Holmes
月曜から木曜がCEFRのA2レベル、
金曜の「シャーロック・ホームズの世界」はB1レベルとのこと。
英検でいうと準2級から2級レベルになるので、次男にちょうど良さそうです。
『The Adventure of the Speckled Band』初読の場合は微妙かも…!?
楽しみにしていた「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」版シャーロック・ホームズ。
さっそく次男と一緒に読んでみました。
次男は第1話目、4月号『The Adventure of the Speckled Band』(まだらの紐)から読みたいと言うので、まずはそこから。
で、ですね。
『The Adventure of the Speckled Band』を初読の場合、せっかく英語で読むのなら「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」はオススメできないかな〜(−_−;)
2部構成ということで約1,000語にまとめられていますから、要約されているのは仕方ありません。
むしろ簡潔に上手くまとめられていて、さすが「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」とも思います。
しかし、『The Adventure of the Speckled Band』に関しては、話の面白さが半減されていて勿体ないなぁと…。
……
ココからちょっとネタバレです!
そもそも、『The Adventure of the Speckled Band』って、邦題である『まだらの紐』というタイトルがネタバレだという話があります。
bandを紐と訳してしまうと、物語の面白さが半減してしまうのですよね…σ(^_^;)
英語のbandには「ひも・帯・ベルト」などの意味の他に、「一団・群れ・楽団」などの意味もあります。
それで読者をミスリードするのです。
作中に登場するロマ(ジプシー)のことを指すのか (または彼らが巻いているバンド(スカーフ)のことを指すのか) 、bandが何を示すのかが一つの謎になっているという訳です。
詳しくはまだらの紐 - Wikipediaをどうぞ。
せっかく英語で読むのですから、次男には是非その面白さを体感して欲しいと思っていました。
その為に私は邦題を隠して、言わないように気をつけていました。
読む前に、『The Adventure of the Speckled Band』の、Speckled Bandの意味を次男から確認された時も、
「Speckled は斑点とか、まだらっていう意味で、Band は集団とかの意味もあるし、紐とか括るとかの意味もあるよ」
と細心の(?)注意をはらって説明したり。。。
すると次男
「へ〜、どっちの意味のband だろうね」
と、見事にミスリードされるであろう返しに心の中で喜んでいたのです。
それが、、、、
「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」では、ジプシーの集団が出てこない!!!!!!
せっかく英語で読むなら、結構大事なところだと思うのですけど…。
こんなことなら、GR版を先に読めば良かったかも…と考えてしまいます。
我が家には「Oxford Bookworms Library」の Stage 2 『Sherlock Holmes Short Stories』があります。
英検準2級レベル。
人気の短編3作品、「The Speckled Band」「A Scandal In Bohemia」「The Five Orange Pips」が収録されています。
この本の『The Speckled Band』では、タイトルの仕掛けもしっかり楽しめますから、私としては初読の方にはこちらをオススメしたいです!!
今度、長男が読む時に次男とも一緒に読もうかなぁ。
とは言っても「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」のシャーロック・ホームズは、本当に簡潔に良くまとめられていると思いますし、気軽に楽しめて良いと思います。
6月号までに収録されている作品
4月号
- The Adventure of the Speckled Band (まだらの紐/全2部)
- The Adventure of the Sussex Vampire (サセックスの吸血鬼/全2部)
5月号
- The Red-Headed League (赤毛連盟/全2部)
- A Case of Identity (花婿失踪事件/全2部)
6月号
- The Three Students (三人の学生/全2部)
- THe Mazarin Stone (マザリンの宝石/全2部)
と、毎月短編を2話ずつの編成になっています。
この後、7月、8月、9月と、どんな作品が登場するのか気になりますね!
『A Scandal In Bohemia』や、長編も登場するのか、期待が膨らみます( ´ ▽ ` )
『The Adventure of the Speckled Band』が初読の場合は微妙?と思いますが、平易な英語でシャーロック・ホームズの世界を味わえるのはやっぱり良い!
次男と他の作品を読みながら、放送も楽しみたいと思います。