長男の受験が終わり、卒業式を迎えられ、やっと気持ちも落ち着いた気がします。
高校受験が終わってからというもの、私も腑抜け状態で…(苦笑)
それだけ長男の受験に、親として私なりに一生懸命伴走したということかな〜と思います。
改めて長男の高校受験を振り返ってみて、もう何度も書いていますが、「英語」が得意だということはかなりのアドバンテージでした。
早期英語の是非
早期英語教育について、よくSNSなどで論争が繰り広げられています。
早期英語に絶対反対派の方々や、早期英語によって英語に苦手意識がある子供の例を知っている方々(塾などの先生が多い印象)などは、おうち英語を否定しがちです。
主な理由は日本語を優先するべき!英語はその後!というもの。
あとは、おうち英語などやらなくても海外に留学できる英語力を身に付けられたとか、そういった早期英語は必要ない派の方々。
SNSで意見を交わすのは、様々な立場のいろんな意見が聞けますから、参考になる点も多くとても良いと思います。
ただ、お子さんにおうち英語や早期英語をやってこなかった方々の反対意見を聞いたところで、全く同意できないのは確かです。
「そういう事ではないんだよな…」、と思うものの、おうち英語を批判的に考えている人達に自分の考えを言ったところで分かり合えない気がしています。
おうち英語をやってきた層と、やってこなかった層では、根本の考え方が違うのかもしれません。
おうち英語って親が大変!でもその価値はある
我が家はおうち英語を、子供たちそれぞれが乳児の頃からやってきました。
親が主導して子供に英語を与え続けるのは、かなりの労力でした。
私が疲れてしまって、半年ぐらいの期間おうち英語を休憩したことが2回あります。
それでも復活させて、ずっと続けたのは「せっかく身に付けた英語を、このまま忘れてしまうのは勿体ない」と考えたからです。
幼い子供は、英語を与えれば与えただけ吸収して身に付けます。
しかし、忘れるのも早いです。
労力をかけてここまで英語を続けたのに、無駄にしては勿体ない!という一心で頑張りました。
凡人こそ、英語をやらせる
そして、おうち英語を続けたもう一つの理由は、我が子を天才!だとか、語学の才能がある!などと思わなかったからです。
親がなんとかしてあげることができる教科って、英語だけです。
親が頑張れば子供ができるようになるなら、やってあげようじゃない!という、もうホント愛ですよね。
子供への愛情が、=私の場合は英語をプレゼントすること、になった結果です。
英語って語学です。
センス云々、能力云々が関係ないのです。
子供って生まれてから日本語で育てれば勝手に日本語を習得します。同じように他の言語だって勝手に習得できるのですよね。
日本語が中途半端になるとか、母語優先じゃないとダブルリミテッドになるとか、極端な事を心配する声もありますが、だったら日本語もたくさん使って、英語もたくさん使って、親子のコミュニケーションを育めば良いだけなのです。
細かいことは考えず、日本語も英語もたくさん聞かせて、たくさん触れる機会を作る。
ここは日本ですから、しかも我が家は英語が苦手親ですから、
日本語に影響が出るほど英語メインにする生活なんてとても無理でした。
そんな環境でのおうち英語は、日本語をメインで、英語をどこまで伸ばせるか、がカギになると思います。
私は子供たちの様子を見ながら
小4で英検2級相当
小6で英検準1級相当
の力をつけるぐらいが妥当だと感じました。
*あくまでも我が家の場合です!取り組み方で様々だと思います。英検を全く取らない事もあるでしょうし、おうち英語界隈だと小学生のうちに1級を取る事も珍しくないような…気がします。
実際のところ、英検2級って小学生の語学力で受かるレベルです。
準1級になると、政治経済の話題が出てくるので難しく感じますが、小学生新聞を読める理解力があれば大丈夫だと思います。
英語の文法は、長男を見ていても高校受験でしっかり取り組めば問題なしです。
長男は中学生で文法を勉強して、英語力をあげました。
英語に力を入れて、英語をたくさん読ませることや、英検の2級、準1級の長文を理解することは、日本語の読解力にも役立ちました。英作文を考えることは日本語の作文にも活かされます。
しかし、そんな事をおうち英語をやっていない方に話したところで、実際にその成長過程を見ているわけでもないですから、理解できないことだとも思います。
おうち英語で子供達を育てた私の感想は、凡な子にほど英語をやらせれば、それが強みになる、ということです。
ただ、おうち英語は軌道に乗せるまで、そして乗せた後も、かなりの忍耐力を要します(^^;;
ですから、おうち英語は気軽にお勧めできるものではないな〜という想いの方が遥かに強いですけどね。