3月になると、あちこちの塾で開催される「高校入試報告会」。
塾なしの我が家にとって、高校受験についての情報を得られる大切な機会です。
是非とも参加しなければと、張り切って計4つの報告会に申し込みをして参加しました。
私が申し込んだのは、
早稲アカの「学校別報告会」と「地域別報告会」
SAPIX の「地域別分析会」
地域密着型の塾の 「入試報告会」
です。
結果として全てに参加して良かったです!
違った角度からの入試分析を聴くことができましたし、それぞれの塾の特性なども分かりました。
高校入試報告会ってどんな感じ?
私1人だと全てに参加するのは難しかったため、夫と分担することにしました。
最初に参加したSAPIXの報告会は、たまたま日程的に夫婦2人で行くことができたので揃って参加してみました。
参加してみたところ、
「長男本人にも参加させた方が良い!」
ということになり、夫が参加する予定だった早稲アカの「地域別報告会」には長男を連れて行ってもらうことになりました。(長男の予定が空いていたのがこの日のみだったので)
実際に各報告会に参加してみて、中学生の参加率は高めな印象でした。
おそらく新中3生が大半だったと思いますが、中には明らかに中1?2?と思うような子も参加していましたね。受験に対する意識の高さが伺えます(・_・;
どの報告会も主な内容は
- 入試制度について
- 入試問題の分析
- 今年のトレンド
- 各高校への志願者の動向
といったところです。
そこに塾や報告会の趣旨によって、
学校別、地域別、地元の公立、
といったデータが追加されます。
塾によってどこに重点を置いた説明をするかが違うので、当たり前ではありすがその塾が主要としている高校と我が子の目指している高校を照らし合わせて、参加する報告会を選ぶのが大切ですね。
ウチの長男は志望校が漠然としていて定まっていない状態なので、4つの報告会に行ってみることにした訳ですけどね…。
SAPIXの地域別入試分析会
私が申し込みをした中で、開催日程が1番早かったのがSAPIXの地域別入試分析会でした。
振り返ってみると、このSAPIXの入試報告が地域の受験事情を、難関校、私立、公立、とそれぞれざっくりと把握することができて良かったなと思います。
SAPIXは難関校を目指す受験生をターゲットとした塾なのでレベルの高い話がメインではあったのですが、とても具体的な話が多く、長男ごととしてイメージできたのが大きかったかな。
要は、まだまだ難関校を狙えるレベルじゃないゾと認識できましたよね…^^;
高校入試の一連の流れ(私立から公立までの日程的なもの)や、レベル感を分かりやすく説明して下さったのも助かりました。
入試に関する話が終わると、実際に今年度受験した数名の塾生さんの成績データを基に、
「この子はこういったタイプの子で〜」とか
「この子は英語が得意で数学が苦手だったのですが、」
などの説明と共に第一志望校と併願校の例、その結果を示してくれたのも良かったです。
具体例はとても参考になりますね。
帰り道で夫と、
「これは長男本人も参加した方が良い!」
となりました。
早稲アカの「学校別報告会」と「地域別報告会」
早稲アカの入試報告会には「学校別」と「地域別」に申し込みをしました。
私は「学校別」に、夫と長男が「地域別」に参加しました。
学校別の報告会は、いわゆる難関校をそれぞれに焦点を当てた説明会です。
難関校を狙っているだろう方々が熱心に参加されているので、周りの熱量に圧倒されるものがありました。
会場がまず大きいですしね。
ご夫婦での参加やお子さんと来ている方が多く、中にはパソコンでメモをとってらっしゃる保護者さんの姿なども見られました。
その学校に焦点を絞った分析なだけに、やはり得るものは大きかったと思います。
漠然としていたものの形が見えてきた感じと言いますか、どこまでの実力が必要なのか何となくイメージができた気がします。
まだまだ実力不足なのは否めないので、本人が早く勉強にギアチェンジしてくれるのを願うばかり…。トホホ…
大学進学率のデータなどを細かく提示しての説明が多く、やはり難関校を狙う層はその先の大学受験も見据えてということなんだなぁ、などと呑気に考えてしまいました。(温度差)^^;
地域別の方は夫に任せ、長男と一緒に参加してもらいました。
夫曰く、SAPIXと比べて早稲アカの方がより地域に沿った内容だったようです。
結果的に長男が参加できたのがこの日で良かったのでは、と言っていました。
長男本人も、かなり具体的に高校入試をイメージできたようで「なんか分かったような気がする」とのこと。
ただし、だからといって勉強するかは別問題…(ーー;)
我が家の場合は、ちょっと高校受験について意識が持てて、理解できただけでも良しとします…。
他の参加していた中学生はメモとかとっていたらしいですよ!我が子は真っ白状態で帰ってきましたけどね!!
地域密着型の塾の入試報告会
地域密着型というのは、私の中で「公立御三家の合格率」をウリにしている塾のことです。
地域密着の塾はいくつかありますが、私は「公立トップ校合格率No.1」を掲げている塾の入試報告会に参加してみました。
さすがに公立高校の受験に力を入れているだけあって、公立高校の情報を細かく分析した内容でした。
当日点と内申点の割合についてや、倍率のこと、入試問題の傾向など、「へぇ〜」と思うことばかりでとても参考になりました。
やはり公立を受験するなら地域密着型の塾に頼るのが一番だな、という印象ですね。
地域の公立トップ校を狙うならもちろん、公立進学を考えている場合は、大手塾よりも地域密着型の塾を利用するのが最適かなと思います。
なんせ情報量からの分析力と、公立に対する力の入れようが段違いです!
公立が第一志望の場合は迷わず地域密着型!と思います。
まとめ
早稲アカとSAPIXなどの大手は、難関校をメインとした内容です。
それぞれの「地域別入試報告会」に参加しましたが、あくまで内容は難関校志望者対象といった印象でした。
公立高校よりも、私立や国立の難関校を第一志望にしている人向けですね。
それでもSAPIXに比べたら、早稲アカの地域別入試報告会の方が公立高校を意識した内容だったようです。
長男が唯一参加できた報告会が、早稲アカの地域別入試報告会だったのは良かったかも?と思います。
特に狙っている難関校がある場合は、こういった大手塾が開催している「学校別入試報告会」に参加するのが良いと思います。
その学校に特化した入試分析やデータを詳しく聞けるので、難関校を第一志望としている場合は参加して損はないと思います。
公立が第一志望の場合は、地域密着型の塾に頼るのが一番ですね。
熱量が段違いでした。
私立や国立の難関校よりも、とにかく公立に一直線!という気概をひしひしと感じることができました。
今回、実際に高校入試報告会に参加して思ったことは、
高校受験の情報を得るなら「塾」!!
ということです。
長男の通っている中学校は、(こう言っては何ですが)先生に聞いてもイマイチ情報がいただけずで…( ̄◇ ̄;)
近所の先輩ママさん達からは
「受験の情報は学校より塾よ!3年になったら塾に通わないと!」
と聞いていました。
これは地域差や、その中学校や、先生に寄るところが大きいとは思うのですけれど、実際に長男が中学校に入ってみて、まさに先輩ママたちの助言通りだったのを実感している次第です。
塾は、どの生徒が当日点どのくらいで進学したかを把握して分析しています。
そのデータ量と分析力を考えれば、塾の情報は絶対に知っていた方が良いのは確か。
そして、そんな情報を無料で公開して下さる塾の報告会。塾なしの我が家のような家庭にとって、真にありがたい存在です。
参加した報告会では、まさに全ての塾が入試当日の答案を、通っている塾生に再現してもらってデータ化しているという徹底ぶりでした。
それに対しての内申の割合などをおおよそで分析していて、もちろん正確ではないながらも、そのデータ分析力はかなりのものと思いました。
それだけの熱量が公立中学校の先生方にあるかというと…。長男が通う学校に限って言えば疑問に思ってしまうのですよね…(ーー;)
特に、難関校に関しては「塾頼り」の認識で間違いないかと。
中堅以下の学校を考えている場合は、塾と学校の連携が大事な気がします。
内申については学校の先生が情報を握っていますから、その辺で分からない事は通っている中学で教えてもらわないとですね。
塾はそれだけの料金に見合った情報と環境を提供してくれる場所なのだなと思います。
今までも子供達には様々な習い事をさせてきました。その道のプロの指導が最短に違いない、との認識でのことです。
それは、勉強においても間違いなさそうですね。
お子さんが塾に通われている方はその塾の報告会を聴くのだと思いますが、他の塾の報告会で違った角度からの情報を得るのも有益と思います。
特に、我が家のような塾なしで高校受験に挑もうとしている家庭の場合や、とりあえず高校受験についての情報を得ておきたいという中学生保護者の方に、「高校入試報告会」はオススメです。
学校だけの情報では頼りないのが現状ですからね…