長男の英語多読にと思った「ロアルド・ダール ( Roald Dahl ) 」の本。
すっかり停滞中です。
英語多読、停滞中…
最初に読んだのは 、一番ボリュームが少なくすぐ読めそうな『The Magic Finger』です。
「The Magic Finger」
動物愛護がテーマ?の読みやすい作品です。
ロアルド・ダールは造語が多く、独特の言い回しが特徴と言われますが、この作品はそんなこともなくシンプル。
読み切りのボリュームも手に取りやすくて良いと思います。
この本は次男も一緒に読みました。
それぐらい読みやすかったです。
ロアルド・ダール面白いね!
と盛り上がったところで、次に選んだのが『Matilda』です。
「Matilda」
天才少女マチルダが、横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かう、痛快仕返し物語。
日本語訳も出版されています。
「マチルダは小さな大天才」
単行本 – 2005/10/1
早速読み始めたものの、
全く進みません…( ̄▽ ̄;)
分からない単語が多い〜
と言いながら、なんとか冒頭部分を脱したものの、4分の1ぐらいのところで止まったまま。
他の日本語の本を読み出して夢中になってしまったり、「Reading Tests」の方が良いと言われてそっち優先になったり、『Matilda』はすっかり忘れられた存在になってしまいました。
本人の興味が向かないなら仕方がないと思いつつ、英語多読はなんとかしたい。
しかし長男が読んで『Matilda』は面白いらしいのですよ。
でも他に興味がいって気が回らないと言うのです。
それならと、私も読んでみることにしました。
長男に「一緒に読もう」と誘ったら振られてしまったからなのですが…。
読んでみたところ、『Matilda』は私にとって難易度高めです。
辞書は必須な状態からのスタートで四苦八苦です。
そこで、こんな本を読んでみました。
「ロアルド・ダールが英語で楽しく読める本」
単行本(ソフトカバー) – 2017/3/28
こちらは、ロアルド・ダールの作品を原書で読むためのガイドブックです。
『ハリー・ポッターが英語で楽しく読める本』も持っていますが、内容を比べると『ロアルド・ダール…』の方がだいぶ作品紹介色が強く、読む際のアドバイスとポイントを教えてくれています。
1.The Enormous Crocodile (邦題『どでかいワニの話』)
2.The Giraffe and the Pelly and Me (邦題『こちらゆかいな窓ふき会社』)
3.Fantastic Mr Fox (邦題『すばらしき父さん狐』)
4.Charlie and the Chocolate Factory (邦題『チョコレート工場の秘密』)
5.Matilda (邦題『マチルダは小さな大天才』)
6.The BFG (邦題『オ・ヤサシ巨人 BFG』)
6作品について、概要解説、原書を味わうアドバイス、登場人物紹介、原書の名場面の転載、名場面の語彙解説が掲載されています。
また、『Charlie and the Chocolate Factory』の全編の語彙ノート、 『The BFG』の全編造語ノート、が巻末付録になっています。
ロアルド・ダール独特の造語の解説もあって、読み物としても面白い本だと思いました。
ロアルド・ダール作品の世界観を知るのに良い本だと思います。
まずはこの本の作品解説を参考にして、興味を持って読めそうな本を選ぶのもありですね。
映画を観てみる
本を読むためのガイドブックも手に入れて、私が『Matilda』をのろのろと読んでいても子供達は一向に興味を示さず( ̄◇ ̄;)
そこで、今度は映画版を観ることにしました。
まずは映像を観て、イメージを掴んでから本を読んだら面白いかも、という作戦です。
加入しているNetflixで配信していたので、これは観るしかない!と早速視聴です。
1996年制作と、ちょっと映像に古さを感じましたが、途中から全く気にならない面白さでした。
割と原作に忠実に映像化されている感じです。
私もまだ半分ほどしか読んでないのですけどね…。
子供達も笑いながら面白がって観ていました。
『ロアルド・ダールが英語で楽しく読める本』では、「(ブラック) ユーモアとグロテスクの競演」と表現されていましたが、まさにその通りだと思います。
子供向けにしては、やりすぎと思える描写やブラックさがあるユーモアは独特です。しかしそこがロアルド・ダールの世界。その面白さを楽しめる方にはおすすめの作品です。
長男はというと、映画が面白かったからといって本を読むかは別問題。
それでも気になったシーンを「読みたい」と言って斜め読みしていました
( ̄▽ ̄;)
我が家にはロアルド・ダール作品がすでに7冊あるのですよね。是非とも子供達の多読に役立てたい。
洋書探しって大変です。
子供が読めるレベルで興味を持ってくれる本…。
シリーズ物や、同じ作者さんの作品にハマってくれるのが一番ありがたい。
『チャーリーとチョコレート工場』も『Matilda』も、長男よりも次男の方が気に入ったようで、他の作品も観たいと騒いでいます。
次男が読めるようになるまで、のんびり待つかな〜。
長男もロアルド・ダールに興味が向けば良いな、と思いながら洋書探しに精を出すのでした。