英語育児をするうえで「双方向へのコミニケーション」が大切、親子で英語のやりとりが必要、と言われています。
要は、親が子供に英語での語りかけを行った方がいい、というものです。
今回は、英語が全くできない私が実際にどんな点を気をつけて、どんな風に英語の語りかけを行ったのか、書きたいと思います。
英語が苦手な私が、子供への語りかけで実践した6つのこと
1.子供との英会話フレーズ集を活用する
私は英語が苦手ですから、子供に英語で語りかけようにも何て言って良いのかわかりません。
まずは、子供への語りかけ英語が載っているフレーズ集を買って、覚えるところからはじめました。
たいていその手の本は、生活の場面別に使う英語が載っているので、よく使いそうなフレーズから覚えていって子供に使いました。
「おはよう、よく眠れた?」
「ドアを閉めてね」
「お着替えしよう」
などです。
私がはじめて子供に使った英語は「Let's change your diaper!(オムツ変えようね)」でした。
このフレーズは次男にも使ったので、相当言いましたね。
オムツを変える時は必ず「Let's change your diaper!」です。
今でもスラスラ出てくるくらいです!
覚えた英語はすぐに使って、どんどん語りかけを行いました。
この覚えたらすぐに使える、アウトプットができる、というのは私自身の英語力も伸びるのでは?と期待したところでもあります。
2.英会話フレーズのCDをかけ流す
英会話の本に付属している音声CDを、子供が寝ている間などは家の中で出来るだけ流すようにしていました。
子育て英会話は短いフレーズが多いので、聞いたら繰り返す、を意識して覚えるよう努めました。
3.英会話フレーズのCDの「音」を真似しながら練習する
英語の発音に自信がない私は、CDを聞いて英語の「音」を真似しました。
とにかくリズムとアクセントを注意するようにしました。
音のリズムを何度も音声をリピートしながら、こんな風にメモして書き込んでいました。
発音がダメならイントネーションを頑張ろう!作戦です。
当時の私、頑張ってたなぁ。
ちなみに、私が英語育児でもっとも使った本はこちらです。
「井原さん家の英語で子育て」
4.英語のDVDを見ている時や英語で遊んでいる時は、なるべく英語を使うようにする
英語のDVDを見ている時は、英語で話しかけるようにしました。
我が家はワールドワイドキッズ(WKE) を使っていたので、その教材で遊んでいる時もなるべく英語を使うようにしました。
子供が英語に接している時は、子供の頭の中が英語モードになっている気がするのです。
子供の英語の世界(?) を壊さないようにしようと思っていました。
5.日本語の文に英語を混ぜたり、日本語を英語に訳すこと(逆も)はしない
英語は英語、日本語は日本語を意識しました。
「これはappleだよ」とか「これは英語でいうと〜だね」のようにならないよう気をつけました。
英語が出てこない時は、単語のみで押し切ることも多かったです。
英語は英語、日本語は日本語として切り離したかったからです。
これは先ほど書いたように、英語の時は子供は「英語モード」になっている気がしたので、英語の時は英語だけ、日本語の時は日本語だけ、を意識しました。
6.無理に英語を使わないようにする
英語が苦手ですから、頑張って覚えても一言二言のフレーズを使うのがやっとです。
あとは無理せず日本語を使いました。
私が間違った英語を使うと、子供が混乱すると思ったのです。
親の語りかけはやるに越したことはないと思いますが、無理は禁物です。
子供にヘンテコな英語を使っては元も子もありません。
英語育児は無理しても続かないと思います。楽しく取り組むのが長く続ける秘訣だと思っています。
子供が英語を話し出した時に、親のやる気も上がる!
私は英語が苦手ですが、子供にとって親の語りかけが大事、と聞いて頑張って実践しました。
はじめは当たり前ですが、いくら英語で話しかけても子供が英語で答えてくることはありません。
私の一方通行に感じて、私の英語じゃダメなのかも、なんてネガティブに思うこともありました。
しかし、ある日子供が「かー」と言いながら指を指している先が車だと気がついたのです!(はじめカラスを指しているのかと思いました。)
子供が英語の発語をしだすと、ポジティブな心境に早変わりです!
今までの私の語りかけは無駄じゃなかった!と、俄然やる気も出てきます。
それからは子供の英語に応えてあげたい!という一心で英語に励んでいた気がします。
子供が大きくなって、英語の語りかけが無理になったら
とはいっても、英語が苦手な私の語りかけは2歳で限界を感じました。
2歳をすぎると、どんどん話すことも増え、会話も複雑になります。そうなると英語ではお手上げなので、日本語がメインになります。
それからは簡単なフレーズで英語を使うくらいで、ほとんど英語を使うことはなくなりました。さらに幼稚園に入園すると、ますます日本語が増えて、私との会話でのアウトプットはほとんどなくなりました。
そこで、英語の語りかけは諦めて、絵本の読み聞かせを積極的に続けることにしました。
幼児向け絵本のフレーズなら私でも読めますし、子供とのコミニケーションにもなります。
発音や読むのに自信がないときは、英語音源のCDを使い一緒に絵本を楽しみました。
語りかけは幼児期に大切な要素かもしれませんが、親が英語ができないならば違ったアプローチで子供と接すればいいんじゃないか、と考えたのです。
我が家で集めた英語の本についてまとめてあります。よければ覗いてみてください。
こちらには子供との会話のために集めた「英会話のフレーズ集」もまとめてあります。
英語の語りかけをやってみて思うこと
私は、私自身がやってみて楽しかったのもあり、幼少期から英語育児をはじめるならば、親の語りかけは絶対にやったほうがいいと思います。
それに言葉のやりとりは大切です。
子供に親とコミュニケーションが取れる安心感を与えてあげられると思うからです。
英語が苦手でも、発音に自信がなくても、きっと子供が英語を話しはじめたら応えてあげたい!と思うはずです。
だからといって、英語の語りかけに抵抗があるならば、無理に行う必要もないと思います。
英語育児は楽しくないと、続けるのが大変ですからね。
私が子供と英語のやりとりをしたのは本当にわずかな時間でしたし、一言二言の会話で終わる程度でしたが、生活の中に英語のエッセンスが加わることで、育児に対するやりがいや充実感を得られたのは大きかったと思います。