今回は、ワールドワイドキッズ(WKE)で英語は話せるようになるのか?
について私の感想をまとめました。
あくまでゆる〜く取り入れていた我が家の例ですので、参考程度にお読みください。
親の努力は必要不可欠
幼少期から英語をはじめて、子供が実際に英語を話せるようになる為には
「親がどれだけ子供に英語を与える努力をするか」は、絶対に欠かせないと思います。
ただ、努力する度合いに違いがあると思います。
相当の努力が必要なのか、
多少の努力でなんとかなるのか、です。
私にとってWKEは「子供が英語を話せるようになるには、結構努力しないといけない」と思う教材です。
親が何もせずに、「子供に毎日DVDを見せて教材を与えておいたら勝手に英語を話せるようになった!」とはいかない教材だと思います。
「ペアレンツガイド」に見るWKEへの取り組み方
WKEには、ステージごとに「ペアレンツガイド」が付いてきます。
これは、英語が苦手な親でもWKEをうまく活用する為のノウハウです。
このガイドを見ても、親の関わりは必須なのが伺えます。
英語の語りかけ例や、子供に覚えて欲しいフレーズを使っての遊び方など、親がどうやって子供と英語に取り組むかを細かく紹介しています。
しかし、私はガイドをあまり見ずに、適当に取り組みました。
「ペアレンツガイド」の通りこなそうとすると、どうしてもお勉強な感じがしてしまい、私が疲れてしまったのです。
子供にフレーズや単語を身につけさせよう、と意識して取り組むことはしませんでした。
私は「無理せず楽しく英語育児」を目指していますから、子供がDVDを見たがり、教材で楽しそうに遊んでいるならそれだけで良いかなと思ったんです。(単に面倒くさがりなだけだったり…)
もちろんガイドはとても参考になることが多く、実践したものもあります。
語りかけ例などはとても役に立ちました。
また、忘れた頃にガイドを読み返すと、良いカンフル剤となって私のやる気が出るという効果もありました。
ガイドに書かれている通りに親がしっかりと取り組めば、WKEだけで子供がある程度英語を話せるようになると思います。
CD-ROMやウェブサイトもありますから、やれることは豊富です。
そこは私の努力が追いつきませんでしたが、私なりに努力した部分もあるので、我が家の取り組み方はこれでよかったと思います。
WKEは6歳まで使えば、年齢相当の英語が話せるようになるか
WKEの教材は6歳までを対象としています。
ステージ1から6までありますから、結構なボリュームです。
最終ステージの6まで取り組めば、6歳児相当の英語が身につく教材となっています。
しかし、実際に使ってみると「これだけでは足りないのではないか」と思える部分が出てきました。
WKEの足りないのでは?と感じた4つのポイント
会話のやり取りやナレーションがゆっくり
ステージ前半は低年齢に合わせて英語がゆっくりなんだな、と思っていたのですが、ステージ後半もゆっくりです。
更に間が多いのです。
これは難しい単語や言い回し、長いフレーズを避けてのことだと思うのですが、3歳以上の子供には正直なところ退屈だと思います。うちの子供たちは3歳頃になるとあまり見なくなりました。
決まったフレーズや単語しか出てこない
ステージごとに決まったフレーズしか使われません。
日本語で子供に話しかけるとき、いちいち決まった言い回ししか使わないようにしよう、なんて思うでしょうか。
赤ちゃんに対してだって、いろんな事を話しかけますよね。オムツを変える時も「オムツ濡れて気持ち悪いね〜、変えようね、さっぱりして気持ちいいね」などといろんな言葉をかけていると思います。
子供に何かやって欲しい時も同じです。いろんな言い回しをします。
「これをして欲しいな、お願い」「これやってね」「これをしてくれたらママ助かるな」「これやってくれる?」「これをやったら遊びに行こうね」などです。
キレイな花を見つけたら、「キレイだね、黄色い花びらだね、なんていう名前の花かな、今度調べてみようね」といったようにどんどん言葉をかけます。
そういった意味でWKEのDVDでは、子供が自由に会話ができるほどの英語をインプットできるとは思えませんでした。
使いこなせない教材がある
これは、私は英語が苦手だからなのですが、使いこなせずに遊びきれなかった教材があります。
ステージ後半は、親の英語力がある程度ないと一緒に遊べない教材が出てきます。
ペアレンツガイドに載っているやりとりだけでは簡単すぎるし、だからと言って自由には遊べない、といった具合です。
1歳から6歳まで、5年間使うには教材が少ない
これも親が英語を話せないので応用がきかない、ということなのですが、
WKEの教材をこなしても、決まったフレーズ以外のやりとりが不足すると思います。
特にステージ4〜6は、親がかなり補って取り組んでいく必要性を感じました。
段階が少ないので、子供がDVDを見たり教材に取り組むだけで習得するのは難しいと思います。
子供が「自分の話したいことを話せる」には、英語のインプット量が少ないです。
WKEは低年齢向けのステージ1〜3がインプット期、ステージ4〜6がアウトプット期に分けられていますが、インプットが少ないのに比べて、いきなりアウトプットのハードルが上がる印象を受けました。
結局、WKEだけで英語を話せるようになるのか?
私の印象では、かなり親がサポートしないと難しいと思います。
「ペアレンツガイド」の通りに教材を使いこなし、さらに発展的な英語のやりとりをするために、親がある程度英語を習得しなければならないと感じます。
WKEだけで子供が英語を話せるか、という点でいえば決まったフレーズで話せるようになると思います。
私は子供に、自分の話したいことを話せるようになって欲しかったので、WKEの他にも英語教材に取り組みました。
WKEを卒業して
私は子供が2歳になる頃に他の絵本やDVDを取り入れましたが、英語に興味を持ち、聞き取ったり言葉を発する、という「英語のもと」はWKEでつちかわれたと思っています。
WKEの最終ステージである、ステージ6のワークショップでは、英語のやりとりに困ることは全くありませんでした。
WKEはおすすめの教材か?
英語育児をやりたいけれど、英語ができないからまずは教材に頼りたいというまさに私タイプの方には良いのではないでしょうか。
私は英語が苦手だけど英語育児をやってみよう、とはじめました。
しかし教材が多いと使いこなせるか心配だったので、WKEを選んだ面もありました。その点で言えば、WKEはボリューム的に我が家にはちょうど良かったと思います。
今振り返ってみて、私はWKEを買ってよかったと思っています。
長男はステージ6のワークショップで卒業し、次男も今度卒業予定です。
今はほとんどWKEの教材を使っていませんが、英語が苦手な私は最初「これだけやっていれば大丈夫」という安心感を持って英語育児に励めました。
実際にやってみて「これだけでは足りないな」と感じたので、他の教材を取り入れましたが、私の中に英語育児の取り組み方が見えたのは大きかったです。
他の教材や取り組みについても書いています。よかったら覗いてみてください。