私は常に、国語力=思考力を養うことが大切だと思っています。
英語育児をしながらも、子供の国語力は気にしています。
以前の記事の中で、英語はロジカルシンキングに向いている言語と書きましたが、ちょうど長男の英検2次試験過去問を見ていて、まさに! な問題が出されていました。
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。(ウィキペディアより)
英検準2級2次試験で求められるロジカルな思考力
やっと先週末、2次試験の面接練習に取り組んだ長男です。
休日はしっかり友達と遊ぶ約束をしてきたので、日中は全く勉強せず。
いつもの休日を過ごす、のん気な長男です。
私も、対策本を買ったものの中身をしっかり確認しておらず、長男が遊びに行っている間に読み込んでおきました。
前回のこちらの記事でも書きましたが、
長男の不安な点はアティチュードです。
そして、私が2次試験の問題を読んで思った要練習ポイントは、質疑応答の後半です。
「Why?」「Because…」の、まさにロジカルシンキングな応答問題!
これは長男が固まるな…
「英語はロジカルシンキング向き」、「英語が母国語の人はロジカルシンキング」と言う話はよく聞きますが、英検でも要求されるスキルなのですね。
準2級だと、物事を考えて発言する力が必要になってきます。
ロジカルシンキングの基本
この「Why?」で聞かれたことに「Because…」で自分の意見を答えるのは、
ロジカルシンキングの基本と言われています。
どうして?
の問いかけに、子供が「だって、〇〇だから」と答えるやりとりです。
最近よく「子供のうちからロジカルシンキングを鍛えよう! 」と耳にしますが、英語の会話で頻繁に出てくるやりとりってロジカル的なものが多いんですよね。
まず、英語では主語と述語が明確です。
日本語は主語が抜けていても会話が成り立ちます。
英語には日本語の曖昧さがないので、ロジカルシンキングな考え方や話し方が身につくのだと思います。
他にも、
「In a word ?」「For example?」「How ?」などの問いかけがロジカルシンキングを鍛えるといわれます。
要するにどういうことか?
例えばどういうことか?
どうすればいいか?
を常に子供に考えさせる会話を心がけると、自分で考える子供に育つのです。
私も子供達との会話では意識するようにしているのですが、なかなか難しいです。
一緒に抑えておきたい「クリティカルシンキング」という思考力
そして、身に付けるべき思考スキルとしてもう一つ、クリティカルシンキング(批判的思考)があります。
ここでいう「批判」は否定的な意味とは違います。
批判という言葉は反対する、受け入れない、などのイメージから否定や非難と同義で用いられるケースが存在するが、批判とは情報を分析、吟味して取り入れることを指し、客観的把握をベースとした正確な理解が必要である。(ウィキペディアより)
主に、
「True?」「So what?」の問いかけで、客観的に物事を考える力を鍛えます。
本当に?
それが何?
と、別の視点から意見を引き出すのです。
これはロジカルシンキングと並んで、海外では小学校の成績表に評価が記載される項目なのだそうです。
成績表に思考力の項目があるのが驚きです!
子供には、自分の意見をしっかりと持って「自己主張」ができるようになって欲しいと思います。
さて、夕方遊びから帰った長男と2次試験の練習をしてみました。
音読と質問をひと通りやりとりした後に、いよいよロジカルシンキングを試される「Why?」の問題です。
シドロモドロながらも何とか答えようとする長男。
なかなか頑張っていましたが、無言になって考え込んでしまい終了…。
私が思った通り、不安なポイントは的中です。
せっかく対策本も買ったので、記載されている問題を全部やらせて「Why?」にすぐ自分の考えが出せるように特訓ですね。
私は今まで子供達と、「どうして?」「何で?」「どうすればいい?」の会話をしてきたつもりだったんですが…。
まだまだ鍛え不足でした。
2次試験対策は、英語の勉強というよりロジカルシンキングを鍛えることに重点をおいていこうと思います!