我が家の子供たちは、週一でオンライン英会話のレッスンを受けています。
以前はIEAでしたが、今現在は「ハッチリンクジュニア」 のフィリピン人講師にお願いしています。
オンライン英会話を乗り換える際に「英語はネイティブ講師とフィリピン人講師、どちらに習うのが良いのか?」という点も考えました。
英語がネイティブの国ってどこ?
そもそも、英語ネイティブの国ってどのくらいあるのでしょう。
58の国と21の地域で、英語が公用語として使われているそうです。
英語が公用語の国で、生まれた時から英語を話す環境であれば、英語ネイティブと言っていいと思います。
一般的に英会話教室などで英語ネイティブというと、
アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、を指すことが多いです。
フィリピンも英語ネイティブの国?
フィリピンの場合、母国語がタガログ語で英語が公用語です。
小学校から英語教育がはじまるそうなので、英語ネイティブではないようです。
大学の授業が英語で行われ、英語の映画やTV番組は字幕なしが当たり前なんだとか。
ネイティブ並みの英語力があるということですね。
しかし「フィリピン英語」は、文法が間違っていたり言い回しが違ったりということがあるようです。
アメリカ英語がベースなので、発音もアメリカに近いと言われていますが、そこは個人差が大きいと思います。
子供たちのオンラインレッスンでも、訛りをあまり感じない講師と訛りが強い講師がいるのを感じます。
欧米ネイティブなら発音は問題なし?
しかし「フィリピン英語」だからといって、フィリピン人講師から英語を学ばない方がいいとは思いません。
オンラインのフィリピン人講師に発音で不満を持ったことがありませんし、テキストを使ってのレッスンで文法を間違うということもありません。
英語が公用語なだけに、英検1級対策も対応できる講師ばかりです。
英検1級はネイティブでいうと中学生レベルと聞きますので、ネイティブ並みのフリピン人講師ならその程度は難なくこなせるわけですね。
それに、欧米ネイティブと言われる国や地域でも訛り(ダイアレクト)があります。
アメリカやイギリスの中でもいろんな英語が話されています。
以前(私が独身の頃)、サッカーのベッカム選手の英語が話題になったことがありました。
英語が残念…というような感想を聞き、私にはさっぱりわからなかったのですが、彼の訛りに原因があったようです。
ベッカム選手の英語は、Cockneyと言われるイギリスの方言なのだそうです。「マイ・フェア・レディ」 の映画に出てくる方言と聞いて、なるほど〜と思いました。
オードリー・ヘップバーン扮する下町娘の話す英語がCockneyなんですね。それをRP(イギリス英語の伝統的な事実上の標準発音)に矯正するのです。
イギリス英語と言っても、いろいろあるのですね。
アメリカでも地域によって方言がたくさんあります。
オーストラリア英語は独特だ、などとも聞きます。
以前観たアメリカのTVドラマの中で、「オーストラリア訛りはキュートだ」というようなシーンがあったのを覚えています。
欧米ネイティブの英語といっても、様々な方言に溢れているわけです。
我が家の結論として
結局どの国の講師に習っても、発音で一番影響を受けるのは母国語だと思っています。
国や地域によって話されているたくさんの英語の中に、「日本英語」という訛りもあるわけです。
ちなみに日本訛りの英語は、英語ネイティブスピーカーにとってかなり聞き取りにくいらしいです(苦笑)
日本は英語ネイティブではありませんし、英語が公用語でもありませんから、どの国の英語を学ぶかが選択できるのも面白いなと思います。
私としては、相手がストレスにならない発音が大切なのであって、どの国の英語かは重要ではないという結論になりました。
子供たちが楽しくレッスンを受けられることが一番の優先事項です。
ネイティブなら使わない言い回しや違った文法など、フィリピン英語ならではのニュアンスはあるのでしょう。
そんな違いがわかる程の英語力が身につけば、国や地域による訛りに自分で気が付くはずです。
もともと、アメリカ、イギリス、オーストラリアの子供向け番組を見せてきたように、私は英語の発音に対するこだわりが強くありません。
ネイティブの英語にこだわるのは、訛りや言い回しが気になる程英語が身に付いてからでも十分な気がします。