長男の英検受験が落ち着いて、
これからの英語育児をどう進めようか?
と考えています。
本人は小5は無理でも、小学生のうちに英検準1級に挑戦したいようです。
無理に小学生のうちに英検◯級を目指す、ということはしない方針ですが、本人がやりたいという事は応援しようと思っています。
毎日の音読に加えて「黙読」も始めたので、このまま多読を進めれば良いのかなぁ、というのが漠然とした考えです。
英語育児本を読んでみた
とりあえず、英語育児を始めた頃に立ち返って『英語育児本』を読みました。
「おうちでほぼバイリンガルの育て方」
この本は、
日本でバイリンガルを育てた親は、
何をやってきたのか?
4人の母のバイリンガル子育ての
成功メソッドを大公開!
とあるように、4人の英語育児成功者の体験談がぎゅっと詰まった1冊になっています。
そんなにページ数が多くなく、さらっと読めるのも手に取ったポイントです。
やはり成功談は参考になります。
困った時は、先を行く先輩たちのアドバイスに頼るのが一番ですね。
私が英語育児をはじめた時も、先駆者さんの成功談を参考にしました。
その時頼った本はこちら。
「井原さんちの英語で子育て」
英語育児をはじめた当時、約10年前に出版されていた英語育児本は「全て読んだ!」と言い切れるくらい読んだと思っています。
その中で私の英語育児を決定付けたのが、この本です。
この本の何が良かったかというと、
- 日本語と英語の発語の様子が書かれていた
- 高額教材に頼らずに行っていた
- 具体的な語りかけ例が載っていた
という点です。
おかげで、日本語と英語を混ぜる(いわゆるルー語)の時期に悩まずにすみましたし、日本語と英語は独立させて学ぶ方が良い、と知ったのも大きかったです。
そして今回、『おうちでほぼバイリンガルの育て方』を手に取った理由は、
- 小学生以降の英語育児の進め方が載っていたこと
- 4人のアドバイザーが英語育児に成功されているスゴイ方達だから
です。
英語育児は幼児期にスポットが当てられがちで、小学生以降の進め方に悩みます。
4人の方のそれぞれの英語育児が紹介されていますが、小学校高学年からの取り組みが載っていて、とても参考になりました。
しかも4人のアドバイザーのうちのお一人は、お子さんが小学4年生(10歳)から英語育児をはじめているようです。
この4人のアドバイザーの方々、皆さんの英語育児への情熱も凄いのです!
バイリンガル子育てアドバイザーの4人はどんな方?
本の登場順にご紹介したいと思います。
廣津留真理さん
小3から中3まで7年間分の英語がたった1年で身に付く、
ひろつるメソッドの発案者「廣津留真理 (ひろつるまり) 」さん。
娘さんがハーバード大学に合格され、さらに首席で卒業している才女です。
さらにさらに、ジュリアード音楽院も首席で卒業されて、バイオリニストとして活躍されていらっしゃいます。
18年間塾なし、公立校出身というのも驚きです!
小学1年生の頃からto Do リストを活用していたのだとか。
育児本や教育書を200冊ほど読んだというエピソードからも、パワフルさが伺えます。
行正り香さん
お子さんの英語教育のために学習アプリを作ったという「行正り香 (ゆきまさりか) 」さん。
料理研究家でもあるそうです。
娘さん2人は、小学校4年生頃から英語教育を加速させたとのこと。
この「カラオケEnglish」を14歳の時に卒業し、海外旅行先でも現地の方とコミュニケーションが取れるバイリンガルに育ったと言います。
子供のために英語学習アプリを開発してしまうという、バイタリティーに驚かされます。
そして、英語学習アプリ「カラオケEnglish」は、4月6日まで小・中学生向けに無償アカウントを提供しています!
お試ししてみようかと考え中。
喜田悦子さん
英語育児界では「タエ」さんの名で有名な「喜田悦子 (きだえつこ) 」さん。
息子キリくんの英語育児ブログをまとめた本を出版されています。
「お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話」
私はタエさんのブログをたま〜に覗いていた程度でしたが、とにかく洋書の情報量が豊富だった記憶があります。
うちの子が小学生になっても、キリくんのように洋書を読める気が全くしない…と思いながら眺めていました。
ブログにまとめて下さっていた洋書リストも豊富で、いつか参考にする時がきたら良いな、と憧れていたものです。
キリくんが小6で英検1級に合格した時の多読語数は3000万語超!ですから、並大抵ではありません。
キリくんの現在はというと、 東大の物理学部に推薦合格!していました。
中高一貫校に特待合格、国際物理オリンピック日本代表(銀メダル)、塾なしで東大、
という輝かしい経歴!
確かにブログでも算数の教育に力を入れているご様子でした。
小田せつこさん
金城学院大学教授で「おやこえいごくらぶ」を主宰されている「小田せつこ (おだせつこ) 」さん。
英検1級で優秀賞を受賞されているそうです。
私、英検に「成績優秀者表彰制度」があることを初めて知りました。
縁がなさすぎて存在自体を知りませんでした。
お子さん2人は、それぞれ英語を活かした道に進まれています。
お嬢さんは海外留学を経て、日本の大学院で英語教育の研究をされ、
息子さんは公認会計士としてグローバル企業で働いていらっしゃいます。
英語育児の主な取り組み方
見事にお子さんたちをバイリンガルに育てていらっしゃる方々、
参考になることが多かったです。
ちなみに4人の方たちの英語育児を始めた時期ですが、
赤ちゃん期からが2人、
幼児期からが1人、
小学4年生からが1人でした。
それぞれに特徴がありましたが、主な取り組みをまとめてみます。
小学校低学年まではインプット期
- 歌や絵本、語りかけをする
- 2〜3歳から絵本を自力読み
- 動画やCDで英語をたくさん聞かせる
小学校高学年から
- アウトプットとして英語を声に出す
- 学習を集中して英語を定着させる
やはり、高学年からは「お勉強」として英語と向き合うことが必要なのを感じました。
英語の文法をしっかり学習していって、英語の定着につなげるのに大切な時期な気がします。
バイリンガルになるかどうかは、小学校高学年でどれだけ英語を身に付けられるかに掛かっているようです。小学校高学年から集中的に学ばせることが、外国語を習得するのに最も効果的な方法なのだとか。
インプットを大量に行うことがアウトプットにつながるということも、改めて興味深い内容でした。
そしてやはり、「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」の順番なのにも納得です。
小学校の英語学習は、この点を意識したカリキュラムなのかな?と思いますが、だったらもっと早く取り組んで欲しい気もします…。
とにかくインプット、そのあとに口に出して英語の音を学び、英語の音が分かってから文字を読む、文字が読めるようになって書けるようになる、の流れは理想的だと思います。
小学校で英語を書かせず、口頭のやりとりを重視するのはある意味英語の学習として良い流れに思えます。
中学からの英語学習に、どう繋げていくのかが気になるところではありますね。
本を読んでみた感想としては、英語育児の概要がまとめられていて、とても読みやすかったです。
とりあえず、小学校のうちに英語が身につくように、多読の取り組みは続けていこうと思います。
まずは目標の100万語を達成させることから、コツコツ進めていくことが何よりだと再認識した次第です。