まったり英語育児雑記帳

2009年生まれの長男と2012年生まれの次男をもつアラフォーです。おうち英語とゆる〜い育児がメインの雑記ブログ。2025年に高校受験する長男のことなども。

《英語育児》我が家の『ORT』まとめ 〜子供達のお気に入りストーリーなど

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我が家の英語育児に活用してきた、2大教材の一つ『ORT』についてです。

 

もう一つの教材は「ワールドワイドキッズ(WKE)」です。WKEについては色々と綴ってきました。

www.pandamama-eigoikuji.xyz

 

今回は、次男が現在取り組み中の『オックスフォード・リーディング・ツリー (ORT) 』を我が家の視点でまとめてみました。

 

 

オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)とは?

 

  • イギリスの約80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書。

  • かわいいキャラクター達が登場するユーモアあふれる「オチ」がある短いお話が200話以上あり、すべてネイティブの子供たちが使う自然な英語でつづられています。

  • 10段階にレベル分けされ、頻繁に使う表現が繰り返し登場するため、英語学習用としても最適。

  • 物語はおもに主人公のキッパー少年とその家族や友達の日常生活を描いているので、まるで日本にいながらイギリスの家庭にホームステイしている気分も味わえます。

 

 こちらが2020年度版のレベルチャート表です。

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https://www.oupjapan.co.jp/sites/default/files/contents/eduk/ort/media/ort_level-chart_2020.pdf

 

『ORT』は、様々なシリーズが刊行されていますが、

メインとなるのは「Biff, Chip and Kipper Stories」です。

 

今は幼児向けに「Read With Biff, Chip & Kipper」シリーズがあるようです。

これは私が『ORT』を購入した当時はありませんでした。

3歳からが対象のFirst storiesをレベル分けしてまとめてあるようです。フォニックスもセットになっていて、とても使いやすいセットだと思います。

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まず『ORT』を始めようと思った時は、こちらのセットが良さそうですね!

 

『ORT』の一番の利点は「子供向けのリーダーズ」ということです。

 

子供がハマってくれれば、次のstageを買い足してレベルアップしていけばOK。

あれこれと本を探さなくてすむのは、本当に助かります。

子供にあった洋書選びというのは何気に大変です。そこがクリア出来るだけでも、充分に購入価値があると思って継続しています。

楽しく本を読むことで自然と英語が身につく教材なので、子供も無理なく進められると思います。

 

 

『ORT』のレベル

 

実際のところ『ORT』でどのくらいの英語が身につくのか。

我が家にあるメインシリーズの「Biff, Chip and Kipper Stories」で見ていきたいと思います。

 

『ORT』は stage1 から順に難易度が上がっていきます。

 

ちなみに、『ORT』の内容は子供向けです。

多読として人気のあるシリーズで大人向けにも紹介されていることがありますが、大人が読むと物足りないかもしれません。ファンタジーや冒険ものが好きなら楽しめるかなぁ。。

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こちらの対象年齢表が参考になると思います。

 

stage 1〜2 は幼児向けの内容なので、小学生以上から『ORT』を始める場合はstage 後半からにしても良いかもしれません。

 

stage4 から「マジックキー」が登場して冒険が始まります。

小学生高学年以上だと、この辺の本から入るのが良さそうに思います。ORTの世界観が気に入ればstage9 まで徐々にレベルアップしていけます。

 

  • 幼児から始める場合はstage 1 〜 2
  • 小学校低学年から始める場合はstage 2〜3
  • 小学校高学年から始める場合はstage 5〜

読み始める年齢によって、このぐらいのstageからの方が内容も飽きずに楽しめそうだと感じます。

 

  

stageごとの英語レベルはどの程度なのか、中身をチラっとご紹介します。

 

こちらがstage 1 (First Words)です。

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stage 1 は文字のない絵だけの本(Wordless)もあります。

 

 

 

こちらがstage 3

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 英検5級〜4級レベルでしょうか。

 

 

ちょっと飛んで stage 6

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今、次男がちょうど良いレベルです。

英検3級程度の難易度かと思います。

 

 

 

最終レベルのstage 9 

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 難易度は英検準2級ぐらいの印象です。

 

stage 7 からは話が長くなるので、1冊に掛かる時間も多くなります。

stage9 だと音読するのに15分ぐらいは掛かるようになります。付き合う親もだんだん大変になっていきます^^;

 

stage 6〜7を読めるようになると、他の児童書も読めるようになります。

だいたい『Magic Tree House』や、Graded Readersのlevel 2 ぐらいが読めるレベルだと思います。

 

stage 8〜9 で英語版の漫画 (『ドラゴンボール』や『ドラえもん』) が、なんとか読めるかな〜といったところです。

 

 

 

子供達が選ぶ『ORT』で好きな話

 

子供達に「一番好きな話はどれ?」と聞いたところ、二人とも

「選べない!全部!」

と言っていました。

幼少期から一緒に成長してきた『ORT』には、その時それぞれの面白さがあったようです。

 

我が家にある『ORT』を全部広げて、その中から「おすすめ」を選んでもらいました。順位はつけられないそうなのでレベル順でご紹介します( ̄∀ ̄*)

 

 

stage 2 「A Cat in the Tree」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

stage 2 なので短いセンテンスの絵本です。『ORT』の良さは、stage 1 の単語だけの絵本でもしっかりオチがあって面白いところだと思います。この「A Cat in the Tree」も少ない単語数で楽しめる良くできたお話です。 

 

 

stage 5「The Great Race」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

長男も気に入っていますが、特に次男が大好きな話です。たまに登場する主人公キッパー達のワイルドな「おばあちゃん」が活躍します。おばあちゃんのワイルドさが全面に出ていて、スピード感のある展開が面白いです。

 

 

stage 5「Underground Adventure」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

小人さん達の住む洞窟に行った子供達が、困っている小人さんを助けようとアイデアを出してあれこれ企画するお話です。小人が可愛い、ほのぼのアドベンチャー。 

 

 

stage 5「Vanishing Cream」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

透明になってしまうクリームの話なのですが、魔法使いの家に行ったり泥棒が出てきたり、エピソードがてんこ盛りです。 何回読んでも楽しめます。

 

 

stage 8「The Rainbow Machine」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

虹を作るマシーンのお話です。新人の虹職人?が困っていたので助けたら、いろんな虹ができちゃった!という、楽しさ溢れるストーリー。夢があって面白い。

 

 

stage 9「The Blue Eye」と「Rescue!」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

この2冊は続き物です。砂漠のプリンセスが悪者とアクションを繰り広げます。行動力のあるプリンセスがカッコイイ!キレのあるストーリー展開で一気に読めます。 

 

 

stage 9「The Flying Machine」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

飛行機の開発をしている双子のお手伝いをすることになるお話です。子供達がライト兄弟に興味を持つきっかけになりました。私は「flying Machineとairplane は違うの?」と聞かれて、違いを知るきっかけになりました^^;

 

 

stage 9Superdog」

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

犬のFloppyが主役のお話です。Floppyが大好きな子供達は、Floppyに感情移入しながら一喜一憂していました。犬も大変ですね…。

 

 

stage 9「Key Trouble」 

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2011/1/1

不思議な世界に連れて行ってくれる「マジックキー」がバグっちゃう話。ミステリーな展開に、どうなるのかハラハラします。 トラブルが起きる話は、最後がどうなるのか目が離せなくなりますね。

 

 

子供達の選んだ本を並べてみたら、stage 4 以降が多いです。

不思議な世界への冒険が始まるのがstage 4 からなので、面白い話となるとstage後半に集中するようですね。

stage 前半もイギリスのユーモア溢れる日常が綴られていて、とても面白く読めると思います。主人公キッパーを中心に登場人物がみんな個性的で、それぞれが魅力的に描かれているのも楽しいです。

 

 

『ORT』には続編もあります

 

そんなに楽しい『ORT』なので、続編も出ています。

 

「Time Chronicles」 

Roderick Hunt (著)

ペーパーバック – 2014/1/9

 

「Time Chronicles」シリーズとして、成長したキッパーたちが再び活躍するお話が描かれています。stage 10+ から徐々にレベルアップしていきます。

人気シリーズの続編だけあってやはり面白いようです。気になります。

 

 

『ORT』をお試しできる本やサイト

 

ちょっと読んでみたい、という時に、『ORT』をお試しできる本とウェブサービスがあります。

 

 

 「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ

古川 昭夫 (著), 宮下 いづみ (著)

単行本 – 2007/3/22

 

 

「イギリスの小学校教科書で始める 親子で英語絵本リーディング 」

古川 昭夫 (著), 宮下 いづみ (著)

単行本 – 2011/2/16

『ORT』のサンプル付きで、多読の進め方を紹介している本です。『ORT』がわかりやすく説明されています。 私も『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』を読んだのがきっかけで『ORT』を始めました。

 

 

www.oxfordowl.co.uk

 こちらの FREE eBook Library で本の試し読みができます。

しっかり音声まで聞ける、ありがたいサービスです!

 

 

子供達が気に入ってくれたお陰で、長い間『ORT』で英語学習を続けてきました。これは親としても、とても楽ができて良かったのです。 

 

『ORT』はリーディングのシリーズですが、子供が小さかったり、まだ読めないレベルの本は読み聞かせします。

絵が豊富で細かく描かれているので、単語の説明などをしなくても言葉の意味を想像して進めていくことができるのです。

 

 次男は自力で読むことができるのは stage 6 〜7 ですが、stage 9 までしっかり内容がわかっています。

 

『ORT』の良さは、まさに単語や言葉の説明なく話が理解できることだと思っています。

子供の多読や英語学習に、我が家は『ORT』をはじめて良かったです♪( ´▽`)