前回「小学生のノート術」についての続きです。
今回は小学生の「自学ノート」についてまとめたので、ご紹介したいと思います。
子供達が通う小学校でも、「自学ノート」の課題があります。
長男の時は小3から始まり、毎日1ページ以上取り組まなければならず、とても苦労しました。
何をすれば良いのかのネタ探しが大変なのです(−_−;)
周りに聞くと、漢字や計算、日記が多い印象です。
次男は、小1で自学ノートが配られました。
「もう自学ノート?」と驚いたのですが、週末に日記を書けば良いということで、そのまま2年生も継続して取り組んでいます。
小学生の「自学ノート」我が家の取り組み
自学ノートとは、文字通り「自分で学習」するノートの事で、特に決められた課題はなく自由に好きな事を学習してまとめます。
はじまった当初は、本当に毎日の学習ネタに困っていました。
長男がScratchのプログラミングにハマった時は、それを自学にして取り組みました。
子供は喜ぶし親は楽だし、小3はそれで乗りれた感じです。
今思えば、この時が一番「自学ノート」を活用できていたかも?と思います。
小4になると、プログラミングをしている時間が取れない程、習い事と塾の勉強に追われる日々でした。
時間がなかったので、自学ノートに塾の宿題をそのままやって提出していました。
塾は夏休みで辞めてしまいましたが、あの頃は忙しくて自学に時間を割く余裕がありませんでした(⌒-⌒; )
塾を辞めた後は、英検の受験時期には自学ノートを英語の学習に使ったり。
振り返って見ると、割と自由に自学ノートを使っていました。
しかし、小3の時はプラスαの学習として自学ノートを活用できていたように思いますが、小4からは「とりあえず1ページ埋める」のが目的になっていましたね。
自学ノートとは
そんな反省点の多い我が家の自学ノート。
せっかくなら学習に生かしたいなと考えています。
自学ノートの上手な活用法って何だろうと思っていたら、
これぞ自学!という、自学ノートを極めた、すごい方がいらっしゃいました!
梅田明日佳くん
小3から中3までの7年間、ずっと自学ノートを続けた梅田明日佳くん。
自学ノートって積み重ねなんですね〜…。
少しだけ梅田くんの自学ノートの中身が紹介されていますが、思わずじっくり読んでしまう面白さ。絵も丁寧に描かれていて上手です。
自学ノートについて書いた作文が「子どもノンフィクション文学賞」の大賞を受賞したそうで、やはり魅力的な文章を書かれるのだと思いました。
そして梅田くんのが自学ノートについて言っていた、自学とは「単に好きなことをして『学んだ』と言っていいこと」、という言葉に納得させられました。
確かに、自学は遊びの延長として、自分がやりたいことを楽しんで良いのですよね。
単に好きなことでも、ずっと続けられるっと凄いことだと感心します。
梅田くんの「自学ノート」がまとまった本も出版もされています。
ぼくの「自学ノート」
小学生の究極の自学ノート図鑑
梅田くんは自学ノートを極めてるな〜と思っていたら、
「究極の自学ノート」という本を発見しました。
「小学生の究極の自学ノート図鑑」
これまた「究極」と言える自学ノート。
「図鑑」とある通り、小学生の自学ノートが多数掲載されています。
本当に見応えのある凄いものばかりです!
小学館のHPで試し読みが出来ます。
「見るだけで自学力がつく自学ノートの手本!」とあるように、見るだけでワクワクしてくる作品群。子供の学習意欲を高める起爆剤になるかも?な1冊です。
梅田くんのような自学ノートも究極だと思いますが、こちらもまた究極ですね。
この本の紹介に、「主体的・対話的で深い学び」の一端を担うのが自主学習とあり、なるほど〜と思いました。
自分本位ではない学びの仕方も大切なんですね。
これは全く意識していませんでした(^^;)
梅田くんも、「人に読んでもらうことを意識して自学ノートを書いている」と言っていました。
字を丁寧に、レイアウトを見やすく書くことも一つの学習なのですね。
秋田県東成瀬村の「自学ノート」
そして、全国学力テストでトップを走り続ける秋田県東成瀬村の「自学ノート」も有名です。
こちらの自学ノートの取り組みで参考になったのは、書き方のルール。
(1)日付(◯月◯日)を書く
(2)取り組む内容を書く
(3)取り組んだ時刻・時間を書く
(4)めあてを書く
(5)振り返りを書く
この5つのルールに則って自学を進めるというもの。
特に「めあて」と「振り返り」を書くのは良いなと思いました。学習で意識することが明確になるのは、子供にとって取り組みやすい気がします。
「自学ノートを極める」とまではいかなくても、自学ノートに取り組むことで子供の探究心を育てて行けたら良いですね。
まずは人に見せることを意識したノート作りからかな、と思いました。