先日、次男が
今日、クラスの子にずるいって言われた
と不機嫌に話してきました。
へぇ〜、次男の何がずるかったの?
学校で英語の授業があったんだけどね、『英語を習っててずるいよね〜』だって
なるほど。
次男の話を聞くところによると、英語の授業が終わった後に同じクラスの子から
「英語を習っていてずるい」「発音が良くてずるい」
と言われたらしいです。
それを聞いた私は、思わず、
そういえば、次男も前はよく『ずるい』って言ってたよね〜
と言ってしまいました (*´罒`*)
実は、次男も数年前までよく「ずるい」と言う子だったのです。
使い方を間違えていることが多く、その度に
「それは『ずるい』じゃなくて、『良いな』とか『羨ましい』って言うんだよ」
と訂正してきました。
今回の次男が言われた「ずるい」も、そんな意味合いかなと感じます。
きっとその子は、次男が英語を習っていて良いなと思ったんだね
と言うと、
そうなのかなぁ。でもずるいって言われて嫌だった
不満を言いつつも、次男の機嫌は直ったようでした。
また『ずるい』って言われたら、きっと『羨ましい』って言いたいんだな、と考えれば良いよ
と伝えておきました。
羨ましいと思う気持ちにはズルいと思う感情も含まれる?
子供は相手のことを羨ましいと思う時、ずるいを使うことがあります。
羨ましい
他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと願うさま。また、他人をねたましく思うさま。
狡い(ずるい)
自分の利益を得たりするために、要領よく振る舞うさま。また、そういう性質であるさま。悪賢い。こすい。
「羨ましい」だと自分が他人を妬んでいることになるけれど、「ずるい」だと相手に非があるように感じるからでしょうか。
他人に対して羨ましいという負の感情を抱いている自分を否定したくて、「ずるい」という言葉を使ってしまうのかもしれません。
以前は「ずるい」をよく使っていた次男ですが、
ずるいじゃなくて、良いな〜でしょ
と訂正を繰り返すうちに、今では全く使わなくなりました。
そして、今回は自分が「ずるい」と言われる立場になって、身にしみて言葉の違いが理解できたようです。
子供の言い間違いは数多くありますが、相手に非がないことで責めるような言い方や、否定的な言葉使いは改めたいところです。
それにしても、次男は英語の発音を「ずるい」と言われたわけですが、次男に言わせると「クラスには英語の発音が良い子が多くて、ずるいと言った子もちゃんと発音できている」そうです。
子供の「ずるい」は些細なことで起こるのですね。
実際のところ、そこまで深い意味はなく発言していることが多そうです。
長男にも、英語の授業で何か言われたりしないか聞いてみましたが「別に何も言われない」らしいです。
ただ、
「発音を教えてって言われることはある(*´∀`*)」
と照れ笑いを浮かべながら教えてくれました。
そんな長男を、まだまだ子供で可愛いな♪と思う親バカな私です( *´艸`)
なるべくポジティブな言葉で会話したい♪
子供には「ずるい」のような、相手や周りが不快になる言葉はなるべく使って欲しくないと思っています。
否定的な言葉や攻撃的だったりネガティブな言い方だと、自分にそんな気がなくても相手を嫌な気分にさせていることがありますからね。
とはいえ小学生男子ともなると、友達同士で「お前」「あいつ」「うるせー」などの乱暴な言葉使いが出てきます (-"-;)
そこは諦めて、家の中では使わない、友達としか使わない、目上の人には丁寧語、という約束をさせています。あまりにも酷く攻撃的だったり、汚い言葉は絶対使わないようにとも話しています。友達同士の会話でどこまで守られているのかは疑問ですが…。
人間関係でのトラブルを回避するためにも、言葉使いは気にかけていきたいと思うのでした。