つい先日、次男がNHK「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」の江戸川乱歩『Edogawa Rampo in English』を読み終えました。
「Edogawa Rampo in English」
2018/7/13
ムック
話を視聴するのが楽しかったようなので、買ってあった「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」10月号を読んでみることにしました。
NHK語学アプリで視聴できます。
アプリで視聴できるのは、放送された1週間後からです。
ちょうど10月4日からの週のストリーミング放送がされていたので、そこから読んでいくことになりました。
約1年ぶりとなる「エンジョイ〜」です。
久しぶりの再会といった心持ちになり、会わない間にどんな変化があったのかと確認したくなりますね( ̄▽ ̄)
今年度は、
[月曜日]オリジナル・ショート・ストーリー
[火曜日]日本の伝統的笑い!落語
[水曜日]世界の偉人伝
[木曜日]マリーのハテナ日記
[金曜日]英語で味わう日本文学「古事記」
となっています。
「どの話から聴く?」
と次男に聞いたところ、
落語!絶対落語が良い!
とのこと。
次男は大のお笑い好きです。
以前、長男が「エンジョイ〜」を聴いていた時も、「落語」は一緒に聴いて楽しんでいました。
聴いたのは「花見酒」という落語です。
二人の男が、向島で花見客に酒を売ってひと儲けしようと、酒を入れた酒樽を運ぶ途中、片方の者が自分の所持金を相棒に払って酒を一杯やる。カネを渡された相棒が、今度はそのカネを払ってもう一杯、すると片方の者がまたそのカネを払ってもう一杯......。それを繰り返して、向島に着いた頃には酒樽の酒がなくなっていた。二人はすっかり酔っ払い、売上げは所持金だけだったという噺。
次男は、安く酒が飲めたと勘違いするオチが面白いと、何度か繰り返して聴いていました。
実はこの噺、「花見酒の経済」として経済用語で使われる有名な噺なのだそうです。
バブル経済の例えに使われる言葉だとか。
花見酒経済とは,身内で売買を繰り返すことで,見かけ上,売上が伸びたように見えるが,実質は変わらず,場合によっては借金だけが残るような取引が行われている経済。時には,粉飾取引など明らかな違法行為を含む場合もある
他にも経済学で使われる落語で有名なもので、「千両みかん」「持参金」「壺算」という噺があるそうです。
どの噺もお金がからんだ、思わずニヤリとしてしまう内容です。
落語で経済学を学ぶって面白そうですね。
経済学を落語になぞって教えてくれるような本もありました。
経済落語―笑って身につく「経済のしくみ」と「お金の殖やし方」
落語で読む経済学―庶民生活のなかに「経済」が見える
どちらも経済学の入門の入門編みたいな、超初心者向けの本らしいのですが、入手困難な模様…。
残念ながら近所の図書館には置いていませんでした。。
お金のからくり、経済の仕組みを落語で学べるなら子供も興味を持ちそうです。
一見すると見事な錬金術のような錯覚が落語では笑えるわけですが、現実世界では笑えない事態になりかねないですね。
お金の流れを理解するのに、落語は分かりやすい教材になるのかもしれません。
そして、久々に聴いた「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」は相変わらずの面白さでした。
やはり1日5分の手軽さが良いですね。
日替わりのテーマで飽きずに続けられるのもありがたい、本当に優秀な教材だと思います。
とはいえ、次男の興味は散漫なので、他の本を読みたくなる日もあるのですよね。
そこは本人の興味に任せて、好きな本を読んでいれば良いと思うので、「エンジョイ〜」はとりあえず毎日聴き流す教材にしても良いのかなと考えています。
ストリーミングを流すと、長男も興味を持って聴いていますし、ゆる〜く取り組んで行こうかと思います。