先日読んで、とても参考にしている『おうちでほぼバイリンガルの育て方』。
今回もこの本に関する話題です。
「おうちでほぼバイリンガルの育て方」
中学英語は学習内容が濃い
その中で、なるほど!と思ったのが、行正り香さんの中学の3年間の英語の詰め込み度の話でした。
確かに、中学英語で会話ができるとか、映画やドラマも中学英語がわかっていれば理解できるとか、
英語学習は中学英語をマスターすればなんとかなる!
という話はよく言われています。
ということは、
3年間でそれだけの英語を一気に詰め込むということなんですよね。
これは本に書かれていて、確かに!と思いました。
中学1年でABCから始まめて過去形まで一気に詰め込みます
中学校で学ぶ英文法は、ネイティブが英語で会話するときに必要な文法の9割近くを網羅している
と書かれているように、中学校の英語学習はとてもハードなのです。
そこで行正さんは、小学校のうちに中学英語に備えた学習をすることを提案されています。
基礎となる部分をマスターしておけば、中学校の英語学習がスムーズに進むというわけです。
2020年度から中学英語はオールイングリッシュに
そして、2020年から英語教育改革が始まります。
文部科学省から発表された中学校向けの新・学習指導要領実施により、中学校の英語の授業は「オールイングリッシュ」になるようです。
分かりやすくまとめてあるサイトを見つけました。
中学でオールイングリッシュの授業が行われる事は、先日送られてきた進研ゼミのDMにも記載されていました。
進研ゼミは学習ニーズに合わせた教材力が抜群だな、といつも感心しています。
受講はしてないのですが…
小学校5年生から必修科目となり、いきなり中学でオールイングリッシュ!とは驚きます。
実際に今の中学で行われている英語の授業は、リスニングとスピーキング重視という話しも聞きます。
一気に英語学習が難化するような気がしてなりません…。
アクティブラーニングを中心とした学習を進めていくのが、新しい学習要項の狙いらしいですね。
小学校高学年から、いきなりリスニングとスピーキング重視の授業は生徒の負担も大きそうだと感じてしまいます。
この英語学習の流れに付いていく為にも、小学校のうちにある程度の準備をしておくことが大切なのだと思います。
小学校高学年は「文法」をしっかり学ぶのに適した年齢だそうです。
論理的に理解して学習が進められるようになるので、ここで英語学習に集中するのが効果的ということです。
確かに、小学校低学年まではひたすら英語のインプットに励み、高学年から論理的に「学習」として英語を進めて行くのは合理的だなと思いました。
我が家の子供達を見ていて思いますが、小学校高学年になってくると、どんどん時間がなくなります。
習い事だけでも大変です。
塾に通っていたら本当に時間がないと思います。
ここは私の周りを見てのことなのですが、中学受験組の子たちは小学校3〜4年生までに英語学習を集中させている印象があります。
英検3級までを目安に、その後は受験塾に移行しているのを目にします。
そんな中で英語の家庭学習を進めるとなると、
やはり小学校低学年までのインプットが重要になってくる気がします。
大量のインプットがアウトプットにつながると言われているように、とりあえず英語の音を子供にインプットしておくことで、アウトプットが楽になるのではないかと思いました。
小学生のうちは耳が柔軟なので英語をどんどんインプットして、そのあとのアウトプットに活かしていく。
中学英語をスムーズに進めるには、小学校高学年での英語学習はもちろん、それまでにどれだけ英語のインプットがあるか、が重要に感じました。
中学英語で困らないためにも、小学校でしっかりと基礎固めはしていきたいところですね。