我が家では毎日、英語の音読を続けています。
次男は今、バオリンガル版の『ドラえもん (DORAEMON)』を読んでいます。
以前、長男が読んだ時の記事。
我が子達は「漫画」が大好き。
子供達が漫画が好きで良かったなと思うのは、子供が小さい頃から買い集めた英語版の漫画が活かされるという事。
我が家には、英語育児を始めた頃から買い集めた「バイリンガル版『ドラえもん』全10巻」が揃っています。
「DORAEMON」
コミック – 2002/2/22
こちらは「バイリンガル版」とあるように、枠外に日本語表記があります。
これをそのまま子供に渡すと、しっかり日本語だけを読んで終わってしまいます
( ̄▽ ̄;)
読んでほしいのは英語の方。
そこで、日本語を消した状態でA4サイズにプリントしてみました。
擬音語もしっかり置き換えてあります。
子供達が好きな話を選んでスキャンして作ったのですが、これがとても読みやすいのです!
バイリンガル版の良さは、日本語訳がすぐに確認できる点ですが、子供はどうしても日本語の方に気がいきがちです。
音読すると英語を意識して読むのですが、日本語があると気が散ります。
さらにA4サイズというのが、大きくて見やすい!
実はこれ、夫がこっそり夜中に作ってくれたものなのです。
( ̄▽ ̄*)
朝、ドラえもんを音読しようとした次男に、
「はい、今日はこれでーす!」
と突然ファイルを渡していました。
前日に、
どの話が好きか、
明日はどれを読むつもりなのか、
次男に聞き取りして、一気に五話分を作ってファイルにまとめてくれていたのです!
これにテンション爆上がりの次男。
私も知らなかったので驚きました!
その日は一話読み終わった後も、
「違う話も読んでみる♪」
と言ってプリントした分を全部読んでいました。
ひと手間かけてあげる事で、子供のやる気って変わるものですね〜。
日々、A4サイズの「英語版ドラえもん」には新たな話が追加されている模様。
夫としては、擬音が日本語なのが気になっていたそうです。英語で統一してあった方が読みやすいと思い、作ってくれたのでした。
大きいという点が子供達は気に入ったようで、音読の時以外もファイルを開いて「英語版ドラえもん」を読んでいます。
英語版『ドラえもん』が英語学習にとても良い!
次男が英語版『ドラえもん』を読み出して、この本の良さを再認識しています。
本当に日常表現が豊富で、英語教材としても優秀です。
小学生が日常で使う会話が中心なので、日常会話を網羅しています。
野球もするし宿題もするし友達とも遊ぶしママにも怒られる、そんなのび太の日常からは様々な表現が学べます。
ドラえもんがいろんな道具を出すので、いつも非日常的な状況になるのも良いですね。
様々なシチュエーションでの会話のやり取りは、普段は使わないような不思議な表現が多くて面白いのも特徴です。
漫画だと会話のやり取りで話が進むので、難易度も高く感じないのです。
のび太が中心なので難しい言い回しも出てきません。
巻末には「ワンポイントレッスン」も付いています。
話の中に登場した、いくつかの英語表現について詳しく解説してくれています。
日本語特有の言葉などは、英語でどう表現したのかなども書かれています。
鉄棒でおなじみの「さかあがり」も英語だとコレ!という単語がなく、いろんな言い方で表現するようです。ドラえもんで知った豆知識なのでした。
子供達が選んだ「好きな話ベスト4」
ちなみにA4サイズにプリントした、子供達がバイリンガル版の中でお気に入りの話をご紹介します。
「Slow and quick (のろのろ、じたばた)」バイリンガル版2巻
飲むと気持ちも動きも早くなる「クイック」と、その逆に動きがゆっくりになる「スロー」という薬の話。この話は二人とも大好きなのだそう。
ドラえもんが「クイック」の薬を飲み過ぎて止まらなくなってしまい、のび太は「スロー」を飲み過ぎて超ゆっくりにしか動けなくなってしまうのです。その極端さが面白いらしく、いつも読んで笑っています。
中でも、
"Pass gas before you eat baked sweet potatoes."
「焼き芋は食べるまえにオナラをする」
がお気に入りらしいです( ̄▽ ̄;)
「Akuun Daiya (悪運ダイヤ) 」バイリンガル版3巻
いつも運の悪いのび太のために、悪い出来事を人に移せる「悪運ダイヤ」を出してあげるドラえもん。誰かがダイヤを拾えばその人に悪いことが移るという道具です。自分のためにひどい目に合うのは悪いと思ったのび太は、誰が拾ったかを探すという話。
単純なストーリー展開なのに面白い。オチに笑っちゃう話です。
"Things never go my way." で「ついてない」という意味なのですねぇ。
「The Night Before Nobita's Wedding (のび太の結婚前夜) 」バイリンガル版8巻
これは長男が一番好きな話なのだそう。かなり意外です…
のび太とドラえもんは、のび太がしずかちゃんと結婚するかどうかを確認しに未来へいく。しかし、間違って結婚式の前日に行ってしまうという話。
"He is the kind of person who wants others to be happy, and feels bad about others' unhappiness. That's the most important quality for a person to have."
「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね」
結婚前夜のしずかちゃんパパのセリフにジーンとします(ノД`;)
映画化にもなった話ですが、そういえば子供達はまだ観ていません。
今度一緒に観ようと思います。
「The Forest Is Alive (森は生きている)」バイリンガル版9巻
学校の裏山が大好きなのび太。ゴミが捨ててあると腹が立つという。そんなのび太にドラえもんが山と心が通じ合う「心の土」を出してあげる。すると、のび太は山から全く帰ってこなくなってしまうという話。
本当にその人のことを考えるなら、という深いことをさらっと描いているのが良いなと思います。
"make the rounds" で「見回る」という意味なのを知りました。
そして、のび太の森での生活が楽しそうで、これは帰れなくなるかもと思っちゃいました(^◇^;)
『ドラえもん』は一話10ページ程の話がほとんどです。
笑いあり、涙あり、感動あり、時には考えさせられる深いテーマありと、内容盛りだくさん。
たくさんの口語が学べるので英会話の教材にもぴったり!
子供のみならず、英語学習にバイリンガル版『ドラえもん』おすすめです。