*以前の記事のリライトです。
英語が苦手ながら英語育児を続けてきて、大切だと思ったポイント。
それが「自力読み」です。
親である私が「英語が苦手」ということは、英語を教えられない、家庭内で英語のアウトプットの環境を与えられない、ということなのです。
そこを何とかクリアするためには、子供が自分で英語の本を読めるようにする事が重要だと考えました。
子供が自分で英語の本を読めるように実践したこと
そこで子供達が自力で英文を読めるように取り組んだ事。
英語の絵本の読み聞かせをする
日本語でも英語でも、自分で読めるようになるには、絵本の読み聞かせが効果的だと思います。
英語の発音に自信のない私は、CD付きの物を買うようにしていました。
CDがないものは、ネットに音声が上がってないかチェックしたり、とりあえず子供にはネイティブの発音やイントネーションで聞かせるよう心掛けました。(アメリカ英語やイギリス英語などは拘りませんでした)
次男の場合は「日本語だとどういう意味?」と聞いてくることが多かったので、その時は日本語で説明しました。
英語は英語のままで、というバイリンガル育児法でよく言われるルールからは外れるのですが、本人が英語の本を嫌がるよりは良いと思います。楽しい絵本の時間がストレスに感じてはいけません^^;
長男は日本語を介することがなかったので、性格の違いなのかインプットの差なのかは分かりません。
ただ、子供によって取り組みは変わるものだと感じました。
フォニックスを学ばせる
フォニックスは英語を読む基本です。
我が家で取り組んだ「ワールドワイドキッズWKE」でもフォニックスを学べます。
親がきちんと取り組めばWKEで基礎は身につくと思いますが、私はWKEだけでは足りない部分の教材を買い足しました。自力で本を読ませるなら、その後の学習が必要だと思います。*今はWKEにフォニックス教材が追加されたので、私が購入した時とは違っていると思います。
アルファベットが読み書きできるようになった頃、フォニックスの教材を探して取り組みました。
私はズボラなので、「楽して勝手に子供が身に付く教材」が理想です。
そんな考えから買い足したのが「Leap Frog」のフォニックスDVDでした。
*再生にはリージョンコードフリーのプレイヤーが必要です。
しかし、長男にはフォニックスがいまいち身に付いていませんでした…。
フォニックス入門編だけで、その先をやっていなかったのです。
長男の失敗を踏まえて、次男にはフォニックスのワークもやらせています。
今のところ、特に次男の方が読みが得意という事はないかな?というのが正直な感想です。ワークをやっている分、書くのは長男よりスムーズにいくかな?^^;
オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)の取り組み
「ORT」は多読の教材として有名です。
「オックスフォード・リーディング・ツリー Oxford Reading Tree(ORT)」
子供向けの「グレーデッド・リーダーズ(GR)」に分類されます。
GRはレベルが徐々に上がっていくのが特徴です。
文字のないレベルから、ページに単語だけ、二語文、とステージが上がるごとに文字が増えていきます。
私が思う子供向けのGRとして「ORT」が優れている点は、しっかりと細部まで描かれたイラストだと思います。
毎回メガネがどこかに落ちていたり、関係ないけれどいつも登場する人物とか、主要な登場人物にお決まりの行動があったりなど、文には書かれていない情景がとても豊富に描かれています。
子供達は本を読みながら、あれこれとイラストについて話をするので脱線がとても多く、短い話なのに時間が掛かる事もしばしば。時間がない時や疲れている時は付き合うのが億劫に感じる事もありました。
ですが、そんなイラストから広がる「ORT」の世界に魅了されて、子供達はどんどんハマっていったのだと思います。
短い薄っぺらな本1冊を何度も音声を止めて読むし、長男が2歳の時から何度も読み続けている教材なので、考えてみるとコスパ良いかも!?と思うようになりました。
子供に発音を意識させる
順調に読めるようになってきたな、と思った矢先。
長男の発音がだいぶ日本語よりになる、という問題がおきます。
せっかく幼少期からの英語育児ですから、発音を意識させるのは大切だと思います。
今は主にシャドーイングをしています。
長男はほぼ毎日ですが、次男は気分が乗った時だけです。
英文を読む速度が上がったきっかけ
長男が英語を読むスピードが劇的に上がる、という事がありました。
そのきっかけになったのが、文章を書く練習です。
自分で文を書くようになって、文の法則が分かったのだと思います。
文法に取り組もうとはじめた文を書く練習でしたが、読むことにもつながるのですね。
次男には徐々に書く練習を進める予定です。
長男は英文を書かせるのを忘れていたので、慌てて取り組んで大変でした。
まとめ
自力読みを目指して取り組んだ事
- 絵本の読み聞かせ
- フォニックス
- グレーデッド・リーダーズ(GR)
子供向けGRは「ORT」の他にも多数出版されています。
せっかくなので、発音を意識させるならシャドーイングをする。
さらに、英文を書けると読むのもよりスムーズになる。
今読んでいるもの
長男は、この2冊が中心です。
NHK「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」
「Success with reading test」Grade 4
長男は今、チャプターブックにどうにも興味が持てないようです。
「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」の読み切りや短編、「へ〜」となる「Success with reading test」のトピック集が合っているようなので、こちらを進めています。
難しいと言っていたGrade 4ですが、読んでみたら意外と読めるとの事。
Grade 5も試しに買ってみましたが、こちらは流石に「辞書がないと読めない…」と言っていました。
次男は「ORT」のステージ 7〜8 を読んでいます。
ステージ8は時間が掛かりますが、本人が面白いと言って読みたがるので気長に付き合うようにしています。
長男はもう読みは大丈夫だと思います。
次男は、あと一息といったところでしょうか。
また気が付いた事があったら書き足したいと思います。